日本の伝統的な土壁建築には欠かすことの出来ない建材です。 柱際（チリ）にこのひげこを打ち、土壁で伏せ込みます。そうすることで土壁や柱の痩せに対しても壁と柱の隙間が開きにくくなります。

また小ひげこ（とんぼ）より麻を長くしているため、柱際の隙間防止用途だけではなく、壁面や天井部分に漆喰や土壁を塗る場合の接着補助にも利用されます。 ひげこを塗る予定の壁や天井部分の下地に取り付け、漆喰や土壁を塗る時に取り付けたひげこの長い麻を伏せ込んで塗り隠します。そうすることで下地との接着補助となり、壁や天井部分からの剥がれのリスクを減らします。

特に漆喰や土壁のような樹脂（ボンド）が入っていない自然素材塗り壁材を厚く塗る場合にひげこは利用されます。

【特 長】
・文化財に使える
・自然素材塗り壁の接着補助に
・チリ切れ防止