施工手順詳細
手順1
ウルトラソイルのセット内容を教えて下さい?
ウルトラソイルは、お客様のニーズにお応えして、施工場所に合わせた2種類の製品がございます。
遊歩道や店舗、玄関土間やアプローチなどにお使い頂く『歩行・一般用』
駐車場など車が乗る場所にお使い頂く『駐車場用』の2種類からお選び頂けます。
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ウルトラソイルは、主材(土・セメント)と骨材(砂)と配合剤(樹脂)が入っています。
歩行一般用と駐車場用との違いは、配合剤の量の違いです。
主材:13㎏
骨材:17.5㎏
配合剤:700g(歩行一般用)1.3㎏(駐車場用)
遅延剤:少量(春夏秋冬に合わせた遅延剤が入っています。)
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手順2
練るのはどうすればいいですか?
施工は、通常の土間モルタルや洗い出し工法と同じです。まず、セットになっている材料を練ります。
準備頂くのは、タライミキサー(モルタルミキサー)をご用意ください。
100V(3.5才)で1セット練ることが出来ます。
※余談ですが『才』は1立方尺の呼び名で、約ですが1辺30㎝の立方体が1才となります。
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① 主材13㎏と骨材17.5㎏と遅延剤少量をミキサーに入れ空合わせを行います。
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② 配合剤1本(液体)と練り水(水道水)3.4Lをバケツで希釈します。
③ ①で空合わせしたミキサーに②の練り水を入れます。
④ 固練りで十分に練れたら、練り水を追加し固さを調整して下さい。
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【ポイント】
※ 練り水量と空練り時間、練り時間等は統一すると作業効率(生産性)が向上します。
※ 冬場、室内などに施工する場合は、乾燥が遅くなります。早く固まらせたい場合は、遅延剤を入れずに施工頂いても問題はありません。
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手順3
ウルトラソイルの下地と下地処理について教えて下さい?
ウルトラソイルの下地は、コンクリートやモルタルでお願いします。
コンクリート下地は十分な乾燥期間を設け(7から14日以上)、埃、油、レイタンスなどを除去した下地にして下さい。
【ポイント】
※コンクリートはあまり金鏝でつるつるに押さえず、木鏝等で表面を粗して下さい。
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■下地処理
乾燥したコンクリート(モルタル)面に「ウルトラ下塗材」を塗ります。
※ウルトラ下塗材は乾燥後、追っ掛けどちらでも施工できます。
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手順4
ウルトラソイルの塗り付け方法教えて下さい?
要領は、通常の洗い出しや土間モルタルの塗り付け方法と同じです。
厚み15㎜で塗り付け、定規等でならして金鏝押さえで仕上げていきます。
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【打設】
タライミキサー(モルタルミキサー)から取り出した材料を、均していきます。
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【定規等で厚みを揃え平滑にする】
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【土間鏝押さえで勾配を取って平滑に】
モルタル下駄などを履いて均していきます。鏝は土間鏝を使用
手順5
土間鏝で均した後は金鏝で仕上げるんですか?
最後は、スポンジ拭きを行いますが、金鏝で水が引くまで押さえて下さい。
奇麗に押さえておくと砂利の並びも均一になり、最終スポンジ拭きも美しく仕上がります。
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後は、スポンジ拭きを行います。
養生(乾燥時間)は、季節や下地により変わりますが、3時間~4時間くらいで拭けると思います。
手順6
仕上げ方法は?色々あるんですか?
ウルトラソイルの仕上げ方は、スポンジ拭き、刷毛引き等色々ありますが、お勧めはやはりスポンジ拭き!
玉砂利もあまり出さず、ソフトに拭いた方がたたき風でいい感じですよ!
その他にも、大きめ8分~1寸程度の玉砂利を伏せこんでデザインするのも良いですね。
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スポンジ拭きは、表面のノロを一皮拭き取る要領で行って下さい。
材料の砂利が見える程度に拭き取ればOKです。
【ポイント】
※ あまりまだ軟らかいうちに拭き取るのは控えて下さい。ある程度表面が固まってからのほうが拭きやすいと思います。
※ ノロのふき取りがやりにくい場合は、刷毛等で水を湿しながら拭いてください。
過去のウルトラソイルスポンジ拭き画像!
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手を汚さない鉄ちゃんスポンジで拭き取り!
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手順7
仕上がりが白くなりました!玉砂利があまり見えない・・・そんな時は酸洗い!
ウルトラソイルは、施工後最終「酸洗い」を行う事をお勧めします。
酸洗いすることで、白華や玉砂利に乗ったセメントのアクがきれいに取れます!
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酸洗いには「たたき洗浄剤」をお使い下さい。
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たたき施工後に発生する白華の除去や、セメントのアクなどを奇麗に洗浄します。
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手順8
ウルトラソイルの仕上がりイメージと色の雰囲気見せて下さい。
いかがでしたか?洗い出しやタイル張りの仕上げに飽きた工務店様、設計士様、固くて削れない土間たたきという新しい仕上げで建築付加価値を上げてみませんか?
ウルトラソイルのカラーバリエーションは、全部で6色!
和モダンの土系3色と洋風イメージのカラー3色です。
① ウルトラソイル(山吹)
京都の稲荷山黄土(深草砂利)のイメージの黄色系の色合いです。
写真は、製品をそのままスポンジ拭きしています。
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② ウルトラソイル(灰茶)
ベーシックな土色です。土系土間と言えばこの色になる事が多いです。
写真の仕上げには、8分から1寸程度の大きめの玉砂利を伏せこんであります。
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③ ウルトラソイル(褐色)
真砂土の濡れ色のような少し濃い土色です。
仕上げは、山吹同様に通常のスポンジ拭きです。
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④ ウルトラソイル(真珠)
土間材としては珍しい白色です。顔料を入れお好みの色を作って頂くために白にしました。
所々に大きめの砂利を伏せこんでアクセントを付けています。
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⑤ ウルトラソイル(珊瑚)
店舗や公園などのアクセントに赤色の土間たたきは如何でしょうか?
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⑥ ウルトラソイル(薄墨)
シックな色合いのグレーの床は、定番の人気!
写真は、少し多めに砂利を見せています。
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ウルトラソイルは、多くのカラーバリエーションと左官材料特有の様々な仕上げ方で付加価値を高めます。