■立体感のある表面は高級な空間づくりに
塗り壁の伝統工法「掻き落とし」仕上げが再び注目されています。
「掻き落とし」仕上げの特長は表面を削ぎ落すことによりできる、立体的な凹凸とその粗々しさ。
もうひとつの特長は削ぎ落すことによって壁表面に見えるようになる、砂や小さな石など壁材の素材。
このようなデザインが好まれ採用現場が増えております。
■内部施工の要望も急増
もともと「掻き落とし」は外部の壁に採用されることが多かった仕上げ方法ですが、現在は内部への要望も増えております。
「掻き落とし」の特長のひとつに立体的な凹凸とお伝えしましたが、この立体的な表面に上からライトを当てると陰影ができ、神秘的で高級感のある空間になります。外部施工時とはまた違う内部の「掻き落とし」の表情を楽しむことができます。
ここでは内部で施工するにあたり、圧倒的に多い壁材の下地「石膏ボード(PB)」に「掻き落とし」する場合の施工方法をご説明いたします。
- 手順1
石膏ボード取付・ジョイント処理
- 手順2
ジョイント処理後、下塗り材 ボードベース全面塗り
- 手順3
掻き落とし材料づくりと練り方
- 手順4
掻き落とし材料塗り付け
- 手順5
仕上げ 掻き落とし作業