■はんだ漆喰とは?
はんだ漆喰とは、高知県の地場産業でもある土佐漆喰に土と砂を入れた中塗り漆喰のことで、本来は仕上材ではありません。
しかし、漆喰と土の混ざった優しいベージュ色の色合いと、土佐漆喰に含まれる藁すさ、骨材の砂が仕上げに風合いを出し、仕上げとして採用される機会が多くなりました。
厳密な定義はありませんが、いわいる大津壁のような土漆喰とご理解頂いてもよいのではないかと思います。
当社には「土佐漆喰」が無いので本物のはんだ漆喰は作ることができませんが、土漆喰と考えれば、はんだ風の漆喰は当社製品でも簡単に作れます。
■内装の漆喰仕上げで採用される
さきほどもご説明しましたが、はんだ漆喰は中塗り用なので、本来仕上げ塗り漆喰ではありません。中塗り漆喰は仕上げ漆喰と比較すると、表面強度は弱く、吸水率が高いため、外部に中塗り漆喰仕上げを採用する場合は、トップコートなどで保護する必要があります。
なので、はんだ漆喰仕上げは内部に採用いただくことが多いようです。
■はんだ風、はんだのような土漆喰を作る材料は?
はんだ漆喰は土漆喰の中塗り材料なので、当社製品では「島かべ砂漆喰(中塗り用漆喰)」と「調合済み中塗り土 中土(なかつ)」を混ぜれば作れます。
ここでは内装石膏ボードにはんだ風漆喰仕上げをする施工方法をご説明いたします。
- 手順1
石膏ボードジョイント処理
- 手順2
ジョイント処理乾燥後、下地材さっと!全面塗り
- 手順3
さっと!乾燥後、はんだ風漆喰仕上げ塗り