浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)
【特 長】
〇浸透性で表面からは確認できない土壁内部を強化
〇原液を塗布するだけ。簡単施工
〇乾燥後ボンドのようなべとつきが無く、汚れにくい
〇土壁の呼吸性能は損なわない
Before
▼
After
土壁(荒壁土)が落ちて、土壁を塗ってあった下地、竹や縄が見えている。でも全部じゃなく、土壁が付いたたまま壁に残っているところもあり、そのような状態の壁を同じ土壁を塗って補修したい。こんなお問い合わせをよくいただきます。
このような壁を補修する場合に重要な事は、その下地が再利用できる状態なのかどうかです。もし、下地の強度が無く、弱く、もろい場合はその上に補修を行っても、下地が新しく塗る土壁の重さに耐えきれず、落ちてしまうためです。
なのでまず現状の壁を確認してください。
①下地の竹や縄は腐っていないか?
②残っている土壁は浮きが無く、下地の竹にしっかりひっついているか?
※もし浮きが確認できた場合は、浮いている箇所まで落としてください
③残っている土壁の表面の強度はあるか?
※手で触れて簡単に落ちる部分は、すべて落としてください
以上のようなことをまずは確認し、再利用できる状態なら土壁補修をはじめましょう!
古い土壁を固めて、それから同じ土壁を塗ります
◆施工手順
①壁に塗る土壁、荒壁土をつくります。
「荒壁練土20㎏」10袋に、「荒すさ2㎏」1袋を入れ、よく混ぜます。混ぜたら1週間程度寝かせます。
②残っている土壁に「土壁強化剤 土強(どきょう)」を塗布し、固めます。塗布後24時間養生
③荒壁土を塗り付け、凸凹を無くし、平滑にします。
【特 長】
〇浸透性で表面からは確認できない土壁内部を強化
〇原液を塗布するだけ。簡単施工
〇乾燥後ボンドのようなべとつきが無く、汚れにくい
〇土壁の呼吸性能は損なわない
淡路土と淡路真砂土と淡路砂をブレンドして練り上げた荒壁土(練り土)です。
そのままでは屋根土として利用できるように藁すさは配合しておりません。 竹小舞(荒壁)として使う場合は荒すさを混ぜ、ご使用下さい。
荒すさとの混ぜ合わせ後は、1週間以上寝かせてからお使い下さい。荒壁土は藁と練って寝かせる期間は長ければ長いほうが「腐り土」として良い荒壁土になるといわれています。
基本的には木舞荒壁塗りへの混入を目的とし、稲藁を長さ10㎝ぐらいにカットしたものです。
荒壁土と練り合わせ後は、期間が長ければ長いほど藁の腐敗が進み、可溶性物質が抽出して土の粘性を増し、作業性を向上し乾燥後の強度と水に対しても強い壁となります。
※土塀などで古くなっても落ちてこないのはその為です 木舞下地に使う荒壁土には稲藁が欠かせません。
稲藁の繊維が荒壁の強度を強くします。 荒壁を練って数ヶ月置いた土は、わらすさが腐り、その効果は文化財などでも立証されております。