繊維壁からしっくい壁へ
「日本の伝統を守る!」を宣言
戦後の高度成長期、繊維壁全盛の頃弊社は大きな決断を行った。繊維壁メーカーとして全国に販路を持ち絶好調の時代に当時社長が「繊維壁はお客様を幸せにしない、これからの日本建築に必要なのは安全で安心な本物の塗り壁、しっくい壁だ!」と売上の大半の繊維壁を切り捨て、漆喰壁販売に踏み切った。
その決断から半世紀、弊社は日本の伝統技術「左官工法」と伝統素材「しっくい壁・土壁」に特化し半世紀ブレずに続けてきた。
飛鳥時代から1400年以上続く日本伝統の漆喰製法を忠実に継承し、そして日々進化する建築様式と環境に対応するこの矛盾した「日本の伝統と現代建築の融合」をモットーにしっくいへこだわり続けてきた。
文化財の補修、社寺建築、土蔵や古民家改修から石膏ボードやコンクリートへ施工する健康住宅まで幅広く漆喰製品をラインナップしてきました。
日本の伝統しっくい(漆喰)壁を求める全ての方へ、あらゆる建築にお使い頂けるしっくいのノウハウが弊社にはございます。
近畿壁材のしっくいの特長
近畿壁材がお客様と共創する
暮らしに役立つしっくい壁を目指して
しっくいには私たちの暮らしを良くする沢山の特長があります
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湿気を防ぎ快適な空間
しっくいは、湿度が高い時には湿気を吸い、逆に乾燥している時には吐き出し、湿度をコントロールしてくれます。
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ペットやトイレのにおいを消臭
しっくいは、ペットやタバコの臭い、トイレや脱いだ衣服などの臭いを消してくれます。臭いが気になる場所に置いていた、消臭剤の必要がありません。
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カビやウイルスを抑制
しっくいは、主原料である消石灰は強アルカリ性で高い抗菌性があります。昔から押し入れの中や仏間など、湿気が多く、カビが生えやすい場所に使用されていました。また、近年では鳥インフルエンザやコロナウイルスにも効果が認められています。
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人にも環境にもやさしい
しっくいは、自然素材を原料としているため、施工時(塗る時)に有害物質を出さず、建築時にもゴミをほとんど出しません。持続可能型社会を目指して、しっくいを通じSDGsへの貢献を目指します。
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和風にも洋風にも豊富なデザイン
しっくいは、職人さんがひとつひとつ手作業で完成させます。手作業のためテクスチャーは自由に行え、滑らかで静かなイメージ、荒々しく力強いイメージを同じ材料で表現することもできます。
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光熱費削減に貢献
しっくいは、夏場の照りつける日射しを遮断して熱気の侵入を防ぎ、冬は暖かい空気が外へ逃げるのを防ぎます。室内の温度を快適に保つ塗り壁は、空調コストの軽減にも貢献します。
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燃えにくい素材
しっくいは、昔から土蔵や土塀、社寺建築に使われ堅牢で燃えない特長から防火対策として使われてきました。近年では特に室内で使われることも多く、不燃材として台所などにも安心してお使い頂けます。
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静電気が発生しない
しっくいは、ビニールクロスなどに比べ静電気をため込まない特徴があります。静電気は空気中のホコリなどを引き寄せ、付着します。しっくいはホコリなど付着しにくいのが特長です。
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主原料は自然素材
しっくいは、主成分の消石灰も、海藻糊も麻繊維もすべて自然素材から出来ております。珪藻土壁同様シックハウス症候群など化学物質過敏症の方にも安心してお使い頂けます。
しっくいと共に半世紀変わりゆく
日本の建築文化に合わせて革新を続けます。
このような特長は、人々の暮らしを豊かにし、幸せにしてくれる。また、そんな漆喰が私たちの暮らしている日常の空間にそっと役立ちます。
暮らしに役立つ、お客様に役立つ漆喰づくりを目指そう!そんな想いから「暮らしっくい」ブランドを立ち上げました。
現代における建築は工法や下地、デザインへの要求など、日々変化しております。当社は、伝統を守り継承するだけではすべてのお客様のニーズにお応えすることができません。50年以上漆喰を販売し、漆喰のメリットもデメリットもよく理解しています。
そのノウハウを活かし、伝統の漆喰を現代建築に融合させる下地材やメンテナンス材の開発や、どうしても伝統の漆喰が使えない場所には、漆喰の特長を活かしたまま、使用できるハイブリッド漆喰の開発もすすめ、暮らしに役立つ質が高いお客様のニーズにお応えしております。