住居用の建材として人類の歴史と共に使われてきた土
はるか昔の時代から身近にある「土」
弊社も土壁や土の土間、たたきとして商品化しています。
元々は日本全国どこでも採取出来ていましたが、近年は建物が建ったり、採取禁止になったりして塗り壁や土間たたきの原材料としての土の確保が困難になってきました。
文化財の壁や土間など、補修のお問い合わせを頂き、お客様とお話することも多いですが、元々使用されていた土が使えないことが非常に多くなり、お客様の地元で今現在、確保できる土を利用しての配合を聞かれる事もあります。
しかし土といっても様々な物質の集まりなので、実際に使用出来る原材料かの選定は難しいところです。
例えば・・・土は粒度により大きく4つに分かれます。
0.005㎜ぐらいまでを「粘土」。0.005~0.075ぐらいを「シルト」。0.075~2㎜ぐらいを「砂」。2~75㎜ぐらいを「礫(れき)」という風になります。75㎜以上は土ではなく岩の分類になります。
土壁などにする場合に強度を受け持つのは、ほぼ粘土の部分です。大まかに言えば粘土分が多い土は強度がありますが、乾燥時の収縮も大きくなります。逆に砂分が多い土は強度があまりなく粘土分が多い土より収縮が少なくなります。
一般的に壁用の土は粘土の多い粘い土。土間たたきにするには砂分の多い土(たたきの強度は叩き締めるという工法と厚みでもたせます)となりますが、配合はバランスが大事で、非常に難しく、実際に試験やサンプル作成をして使用できるのかを試さなければなりません。
用途別にすぐに使える土を取り揃えしております
弊社は、それぞれに使用出来る土の原料を厳選し、さらに安定供給出来る土をご用意しています。
荒壁用の土、中塗り用の土、上塗り用の土、土間たたき用に配合した土、用途別に様々取り揃えおります。土でお困りの方は一度ご覧下さい。
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