2020/08/26
荒壁は練り置きすると塗りやすくなります!
荒壁は練り置きすると「塗りやすくなる」と聞いたことがあります。
そこで荒壁はなぜ塗りやすくなるのか調べてみました。
荒壁に使う材料は「荒壁土」と「荒すさ」です。
そしてこのように材料を足で踏み練っていきます。
こうして練った材料を練り置きなしでそのまま塗ることはできます。
ですが練り置き無しだと荒スサがピンッ!と跳ねやすく施工が難しくなります。
そこで荒壁を長期間保管して塗りやすくした「腐り土」というものがあります。
では何故、長期間保管すると施工しやすくなるのか?
それは時間と共に荒すさが荒壁土に溶け、すさが跳ねにくくなるからです。
実際文化財の現場では1ヶ月、2ヶ月練り置きすることもあります。
このように荒壁は練り置きすると荒すさが荒壁土に溶けることで塗りやすくなることがわかりました。
土屋重吉オンラインショップには荒壁のセットがございます。
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