漆喰に珪藻土を混ぜてさらに調湿機能をUP!
今回は、「紙すさしっくい」を使ったパターン見本をお客様のご要望で作成しました。
「紙すさしっくい」は、内装に適した漆喰で調湿性能が高い漆喰です。
その理由は、使われている紙すさが理由と考えております。
紙すさは、麻すさよりも湿気の保水性が高いのでより多くの湿度を漆喰内に取り込むことができるのが理由です。
今回はそんな「紙すさしっくい」に「珪藻土」を入れて、より機能性の高い漆喰壁をお客様に依頼され作りました。
販売促進用に塗見本が必要との事と、どのようなパターン仕上げが可能かのテストも兼ね社内で制作してみました。
今回紙すさ漆喰は、どのようなパターンが出来るかのテストも兼ねていますが、麻すさ配合の漆喰よりすさの繊維が短く、パターンが付けやすい漆喰でもあります。
また、珪藻土は調湿や消臭機能を高めることができる素材なので、紙すさ漆喰の機能性能を向上させることができます。
もちろん日本の漆喰はフラットな押さえも可能ですが、洋風の建築などが人気で、近年やはりパターン仕上げが人気のようです。
漆喰をパターンにする理由は、デザイン的なことも重要ですが下記のようなメリットも考えられます。
① パターン漆喰にすることで塗り厚が厚くなり、調湿性能なが向上する。
② パターン漆喰にすることで、漆喰の表面積が増え、調湿性能が向上する。
③ パターン漆喰にすることで、表面が凸凹し音響などが壁面で乱反射し、反響が減り音がきれいに聞こえる。
④ パターン漆喰にすることで、亀裂などの補修跡が目立ちにくくメンテナンスが容易に行える。
など、メリットが多くあります。
特に櫛引などは(写真右)は通常スサが邪魔でやりにくいですが、この漆喰は櫛引もOKでした。
紙すさ漆喰の可能性を高める逸品になればと期待します。
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