「我が家にも土壁が塗れるんですね」
現場立ち合いしたお客様に言われた言葉で、土壁は昔ながらの伝統建築だけに使用できるイメージだったようです。
実家の家は土壁だったなぁ・・や街並みに土を塗っている蔵があったりと皆さんどこかで土壁には触れててイメージ出来るんじゃないでしょうか?
しかし施工はすごく手間がかかる!なので施工するつもりもない!と選択肢に入らない事も多いのではないでしょうか?
確かに写真のような木舞下地で最初から最後まで土壁で仕上げるとなると、工期や価格的に断念してしまう方も多いかもしれませんが、実は下地処理をきちんとすれば石膏ボード等、現代的な下地の上に施工する事も出来ます。
石膏ボードに土壁を塗る方法はこちら・・・
当社では土壁仕上げ材として「本土壁やすらぎ」をおすすめしていますが、中にはもっと表情を粗々しくしたい、少しぐらいヒビ割れが見えた方が良いといった声もあります。
≪本土壁やすらぎくわしくはこちら・・・
そんな場合は中塗土仕上げはいかがでしょうか?壁の中塗に使う土をそのまま仕上げにしてしまいます。
中塗り仕舞いなどとも呼ばれ最近増えている仕上げですね。
表面に出る土壁は乾燥後に手で擦っても傷つきにくい強度が必要なので、使用する土の吟味が必要ですが淡路土は壁材の強度も充分にあり自身を持っておすすめ出来ます。
通常は素材の販売ですので、土、わらすさ、砂を適度に配合して使用していただきますが、全てミックスされ、水で練るだけの既調合中塗土が「中土(なかつ)」です。
«配合済み中塗り土 中土(なかつ)くわしくはこちらから・・・
中土(なかつ)の表面です。
少し凸凹があり、微細なクラックも見えます。
塗り厚を比べると中土(なかつ)の方がかなり厚いのが分かります。
中塗土として塗る場合は標準塗り厚10㎜ですが、石膏ボードに中塗り仕上げとして塗る場合は、ボードの重量負担を減らす為、下地材「ボードベースライト」に中土(なかつ)の塗り厚5㎜ぐらいが最適です。
このように同じ土壁でも上品な仕上がりになる「やすらぎ」と力強い表情に仕上がる「中土(なかつ)」選択いただくことでお部屋の雰囲気も変わると思いますよ。
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