パラリ紙すさは使いやすいと評判です!!

2019/01/04

お勧め商品はこれ

皆さんは、紙すさをお使いになったことはありますか？

土屋重吉では、３種類の紙すさを販売しております。
今回は、その内の一つ「パラリ紙すさ」をご紹介します。

パラリ紙すさは、文化財などにも使われている漆喰に含まれている和紙などの原料繊維繊維「コウゾ」から作られたすさです。

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そもそも「紙すさ」って何よ？・・・

「すさ」って言うぐらいだから繊維で藁すさとかと同じ役割なんでしょ・・・

紙すさとは、基本的に和紙を原料とした「すさ」で藁すさや麻すさ同様に法隆寺建設時代から使われている材料で非常に歴史があるものです。

主には土壁より、漆喰本磨きや大津磨などの高級工事の上塗りに使用されてきたすさです。

原料として使われている植物は、栽培が容易で全国的に分布している桑科の楮（コウゾ）や、枝が３つに別れお札の原料に使用される沈丁花科の三椏（ミツマタ）などが主でその他、和紙を作る時に粘り気を出すためにコウゾに混ぜて使われる沈丁花科のカンピなどがあります。

江戸時代になると古くなった提灯や大福帳、傘紙などを湯に入れその後良くほぐした後、棒などでよく叩きほぐし繊維を細かくして使われていました。戦後商品としては、繊維を石灰などで板状に固め販売されていましたが原料の紙の種類もさまざまで品質が安定しないことからあまり普及はしなかったと言われています。

最近では使用目的も明確になり重吉SHOPでも上質の原料が安定して手に入るようになったため、細かくし乾燥させたものを和紙状に漉いて商品にした『至高の紙すさ』として販売することになりました。

紙すさの特徴としては、まず中性であることがあげられます。最近の機械紙は酸性でパルプにはリグニンという物質が含まれているため日数が経つと黄色く変色してきます。しかし和紙はほとんど劣化せず１０００年以上も前の紙も現存しています。繊維も細く長いという特徴があり非常に吸水率が高く繊維の中に材料が入り込みなじむため表面にあまりすさの存在が現れません、そのため強い鏝圧にも耐え大津磨などの引土に入れても問題なく美しい磨き面をつくることができます。原料の大半は畑で栽培されるため森林破壊もせず、余った物を水に溶かしリサイクルも可能です。

よく昔のすさ材で「玉すさ」も問い合わせがありますが現在では製造されておらず『至高の紙すさ』で十分代用が利くと考えております。

代用というよりそもそも「至高の紙すさ」が本物で、玉すさはもともと良質の和紙が取れないときに藁や桑繊維を苛性ソーダで漂白し板状に練り固めたもので、パルプ状の繊維が白くなったものであればなんでもよいという場合に使用されていたまがいものです。繊維は弱く和紙繊維に比べると品質もかなり劣りそれ以上のものが安価で供給されるようになり現在では見かけなくなりました。

というわけで至高の紙すさに少し興味が湧いてきましたか？

パラリ紙すさ

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でどんな製品なの？特長としては、素材がほんまもんです。

第一に、楮（こうぞ）１００％！・・・アキラちゃいますよ！最近アキラ１００％も見なくなりました

第二に、水解けが抜群で使い易い！

ちょっとテストでコップの中に「至高の紙すさ」をポトン！

クルクルクルとまわすと、簡単にバラバラになります。

この細かい繊維が肝ですね・・・

いかがでしょう？「至高の紙すさ」ちょっと気になりませんか？

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