これからどうなるのか希少な建材!小舞竹
全国各地を出張していると、左官工事も色々あって勉強になります。
長野県などでは地域によって木舞下地に葦(ヨシ)を使うそうですが、現在ではほとんど見ることはないとの話も聞きます。
販売店様によっては葦(ヨシ)を在庫しているお店もあるそうですが、それも在庫限りや今後入荷の予定はないなどの話も聞きます。
もちろん葦(ヨシ)で荒壁をぬるなどの工法は関西ではあまり見る事のない光景です。
長野県の葦(ヨシ)
関西では竹小舞
竹小舞は一般的な工法ですが、芯材には女竹(まわたし竹)を使うか、使わないかで若干の工法が変わるようです。
芯に使う女竹がこれも国産材ではほとんどなくなっているようで、ほぼ輸入製品に替わっており手に入りにくく、価格も高くなります。
そんなことから、芯に使う竹も割り竹を使う所が多いようです。
女竹に割り竹を小舞縄で編んでいきます。
今後小舞竹も一部の文化財などなど限られた場所にだけ使われるようになるのがさみしいですね・・・
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