外部に土壁を塗る方法を教えてくれる? |
お問い合わせの多い外部の土壁仕上げ!
町並み保存地区などでは、よく外部の土壁仕上げが見られます。
しかし、土壁は漆喰やセメント系の材料と違い、水に弱く、すぐ流れ出してしまい、ボロボロになってしまう事が弱点です。
ある文化財の修復現場にお邪魔しました。
重厚な造りの建物ですが、風雨にさらされるうだつ部分は剥がれてきています。放っておけばこのままどんどん流されるでしょう。
聞けば2~3年前に一度修復を行っているそうです。
雨がかりがひどい箇所は完全に流れ出しています。
元請様や施工業者様に、こうなってしまう理由と対策を打ち合わせで提案させて頂き、補修のスタートです。
①最初に弱っている部分を全て取り除き、しっかりしている土壁だけ残します。
②しっかりしている土壁が残っているといえ、風化しているため、浸透性の土壁強化剤「土強」を塗布し強度を上げます。
③凸凹部分は新しい中塗土を塗り付け、不陸が無くなるように調整します。
④上塗り土壁「塗ってくれい」に塗り壁混入用撥水剤「ミクサップ」を混ぜ、仕上げ塗りします。
「塗ってくれい」は従来の土壁と比べ吸水率が低く、下地への付着力も高く、耐久性がある外部に使える土壁です。
そんな「塗ってくれい」に撥水剤「ミクサップ」を混ぜると、さらに雨(水)に対して強くなるため外部でも安心です。
施工手順通りに施工して頂き、見違えるようになってきました。完成が楽しみです。
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