土壁補修に使う材料と新しく塗った土壁に使う材料は違います |
土壁強化剤「土強」がバージョンアップして、みなさまにご愛好いただいております。
バージョンアップの内容は、以前が浸透して内部を強化するだけでしたが、表面も内も両方強化する強化剤になりました。
ニュースレターやブログでご紹介させて頂いているのもあり、多くの方から資料請求やサンプル請求を頂いております。
ここでおさらいですが・・・
従来の土強は、厚みのある土壁の内部まで侵入し、土(粘土)同士の結びつきを強固にし、新しい土壁を塗るよりもより強度のある土壁になります。ですので、補修などの古い土壁で強度の無い土壁を復活させる為に使用されていますが、新しく塗った土壁をより強固にするのにも効果があります。
しかし、土壁の表面を固める場合には、樹脂の粒子の粗いエマルション系の樹脂を別途、表面に塗布する必要があります。
バージョンアップした「土強」は、その両方を両立した製品になります。内部への浸透力は維持したまま、20%程度は表面にも樹脂分を残し、内部も表面も一発で固めてしまうように改良しています。
その分補修の工期も短縮する事が出来るようになりました。
バージョンアップしてから、お客様からいただく質問ですが・・・
外部や脱衣所等の水がかかる箇所で、New土強で強化すれば土壁の施工できすか?
結論はダメです!
「土強」はあくまで土壁をガチガチに強固にするのであって、防水や撥水をしたりする訳ではありません。
・なにも処理していない土壁→水がかかると流れ出してしまいます。
・土強を塗布した土壁→土壁自身が強固に繋がっているうちは維持しますが、水の侵入によって繫がりが破壊されていくと流れ出します。おおよそ通常の条件下で1~2年ぐらいでしょうか?
水、雨がかかるところには、かかる水分のほぼ全てをシャットアウトするような機能が必要になります。
このような場合は専用品、土壁撥水剤「土守(つちもり)」で保護して下さい。撥水剤の効力期間5~10年(条件で大きく変わります)は維持できると思います。
用途により使い分けをしてくださいね。
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