砂や粘土に腐った動植物の遺骸が混ざったもの
私達が住む地球の70%は海ですが、残りの30%は茶色や緑の大地が占めています。茶色い大地は土の色です。
土は数ある惑星の中で、地球にしか存在しないと言うことをご存でしょうか?なぜなら、現在生物が確認できている唯一の惑星だからです。
土ができる過程を簡単に説明すると、岩石の風化によって砂や粘土ができます。その砂や粘土上に生きていた植物や動物の遺体が重なり、腐って腐植し、混ざり合うことで土ができます。
混ざり合い、数百年~数百万年かけて土が生成されます。
地球が誕生したのが今から46億年前、そんな地球上に土が誕生したのが5億年前と言われています。地球と土はおじいちゃんおばあちゃんと孫ほどの年の差があります。
話はそれましたが、つまり、土ができるには生物が必要なため、地球にしかない特産物なんです。
土は植物や生態系を支える基盤になっています。
生き物を育み、同時に生き物が育んだもの、相互作用によってつくられる土が、現在人類が抱えている環境問題を解決するためのヒントになるような気がします。