土壁仕上げ材に使う藁すさ「ひだしすさ」
土壁に使用される藁すさは、たくさん種類があります。
今回、その藁すさと呼ばれる材料の一種「ひだしすさ」をご紹介!
ひだしすさの特徴
〇アクの処理がされている
アクが抜かれていない「藁すさ」だと、土壁に混ぜて塗った場合、乾燥後に藁の中にしみ込んだアク(汚れ)が浮き出てきます。
なので仕上げ材の土壁には、アクが抜かれた藁すさがおすすめです。
ひだしすさは長期間、川の流水につけることでアクを抜いた後、天日干しを行う手間暇がかかった製造をしています。
〇細かくカットされている
弊社では、「あくぬきわらすさ」「ひだしすさ」「あくぬき長ひだしすさ」の3つのアク抜きのすさを販売しております。
その中でも一番細かくカットされているのが、ひだしすさになります。
ひだしすさの特徴をいかし、昔から「切り返し仕上げ」と言われる土壁の仕上げ工法にも用いられてきました。
「切り返し仕上げ」とは、中塗り土にひだしすさなどを混ぜて表面を整える仕上げを言います。
このように「ひだしすさ」は、昔から土壁の仕上げ材の藁すさとして使われてきました!
当社では、藁すさを含め様々な土壁材料を販売しております。
土壁材料に関するお問い合わせは、ぜひご相談ください!