ブログをご購読頂いている皆さん、最近重吉たたきやウルトラソイルばっかりでこの商品の事忘れていませんか?
そうです。「真砂コン土間仕上げ」です。
真砂コン土間仕上げは、真砂土(花崗岩が風化した山土)を、少量のセメントを混ぜ合わせるだけで固まり、たたき風の足上げができる材料です。
以前には、この土が固まる仕組みを利用して「土塀」なども作りましたが、かれこれ3年以上経過しましたが問題ありません。
さて、本題ですが今回は真砂コン土間仕上げを使って日干し煉瓦作りに挑戦です。
日干し煉瓦は、荒壁粘土などを型枠に入れ、乾燥させ作りますが、いかんせん乾燥に時間がかかりすぎます。
その点、真砂コンを使えば土の日干し煉瓦の風合いはそのままに、乾燥が速くすぐに型から抜けるので日干し煉瓦のような量産にはもってこいです。
まずは、材料ですが・・・主材は真砂土です。
真砂コン土間仕上げの良い所は土を選ばないと言うことです。
通常の真砂土であれば問題ありません。
次に真砂コン液!これが重要ですね・・・通常「土」と「セメント」は長期では硬化しません。
しかし、この真砂コン液を入れることで長期的に安定し強度も増します。すごい!
そしてセメント!セメントは通常の普通セメントでまったく問題ありません。
これ以外にオリジナルで顔料を入れることは可能です。今回は、「真砂コン専用顔料」黄色を利用しました。
また、今回は日干し煉瓦の雰囲気をよくするために「荒すさ」も入れました。
そしてコン練です。
型枠はお好みです。本当は型枠合板のほうが抜きやすくていいのですが、手間なので貫板を使いました。
良い感じですね・・・あまり柔らかすぎると時間がかかるので、少し硬めに練りました。
型から抜いて乾燥・・・1日干せば手で持てるくらいには固まります。
花壇や塀などでデザインに使う場合は、翌日にでも表面をワイヤーブラシで擦って余分なすさをバーナーで炙ればより一層良い感じ、真砂コンとは思えない本物の日干し煉瓦の出来上がりです。
詳しくは、近畿壁材発行のDM春号でご紹介します。お楽しみに・・・・!