最近ご注文が増えている「瑞黒」ですが、まだまだ新しい商品でどのような方法が一番よいのか試行錯誤しております。
そこで今回は、土蔵の補修で瑞黒を使ってくれると言って下さった左官屋さんのご協力のもと瑞黒の施工方法を検証していただきました。
近壁「瑞黒の硬さは?水は入れますか?」
お客様「今回は入れていません、硬いように思いましたが練り戻せばノロとして十分な軟らかさになりましたよ。」
近壁「下地は?」
お客様「砂漆喰で地を作って、しばらく完全乾燥しました。砂漆喰の仕上げでかなり精度を高めとかないと水引のむらがでるからね。」
お客様「その後、城かべ漆喰を塗って追い掛けで仕上げます。」
近壁「追い掛けですか?カタログでは乾燥後シーラーしてから瑞黒塗りにしてあるんですが・・・」
お客様「ノロ掛けやから追い掛けのほうがやりやすいよ」
近壁「なるほど!追い掛けもありですね」
お客様「ありやね!」
近壁「追い掛けのタイミングはどれくらいですか?」
お客様「手に付かないくらいやけど、今日やったら天気もいいから1時間くらいかも・・」
※下塗りの漆喰の糊加減と天候で変わります。
お客様「後はむら引きに注意しないと鏝むらになるよ、下地が乾きすぎるとブツができるしね!」
お客様「とことん押さえればそこそこテカリも出るけど、堅押さえやからあんまり押さえらんほうがいいかもね。」
近壁「ありがとうございます。」
マットに綺麗に仕上がりました。瑞黒いいですね!