最近、あまり使うことが無い?紙すさ
そもそもぱらり壁って?
文献などを参考にすると、未消化が残っている消石灰に糊と紙すさを入れて撫で切り(塗りっぱなしの鏝波消し)で仕上げる漆喰で、例えば急なお客様に対応してさっと塗り替えるような壁のように書かれていますが・・・そんなことはないと思います。
すごく高級で難しいと思います。漆喰を撫で切りでムラなく鏝波消して塗るなんてそりゃ難しいと思います。
配合はいろいろですが、少し糊がきつく、紙すさも結構多く入っているようです。
写真は、古い建物なので塗ってから年月が経っていますが、表面はざらっとしていい感じ!
拡大するとこんな感じです。
パラリ壁に関しては全国的に普及した感じではなく、京都で部分的に使われていた仕上げのようですね。
各地でこのような漆喰仕上げはあまり見ることがありません。
というわけで、弊社の「パラリ紙すさ」は、伝統工法のパラリ壁から頂いた商品名です。
パラリ壁に紙すさが使われていたといことで・・・