漆喰と検索するだけで12,400,000件出てくる!一体何が違うの?
漆喰何が違うの?
タイトルのような質問を多く頂戴します。各社それぞれ特徴があって優れた漆喰でしょう、でもどちらがいいの?と聞かれてもなかなか甲乙付けがたい漆喰です。
ま、製造メーカーも少ないので、意外と中身は同じだったりして(笑)・・・
大きく分けてこのような違いがあるでしょうね!
主成分消石灰が違う!「伝統的な塩焼き消石灰」か「重油焼成の消石灰」
糊が違う!「海藻糊」か「MC」などの糊、両方入っていたりします。
スサが違う!「ガラス繊維やビニロン繊維」、麻すさや紙すさなど繊維の種類
あとは、樹脂が入っていたり入ってなかったり・・・
例えば、弊社の2商品で比較してみましょう!
島かべしっくいと高級島かべの違いは・・・
ズバリ!スサが違う。
まずは主成分ですが・・・
主成分は「塩焼き消石灰」で同じです。
では糊は・・・
糊も粉末の海藻糊やMCなど同じです。
では何が違うの?重さですか・・・いいえ重さもどちらも20kg
答えは、すさ(ツタ)亀裂防止作業性向上の役割を持つ繊維が違います。
島かべは、昔ながらの漆喰を継承し、すさには麻すさが使われております。
それに代わり高級島かべには「紙すさ」が使われております。
紙すさも古い文献にも残っている日本伝統の漆喰壁の素材です。
むかしから番傘や大福帳などの和紙を再利用されていたなんかとも言われており、麻すさよりも歴史は古いかもしれませんね
当社でも3種類の紙すさをご用意しておいますが、高級島かべに使われているのは、パルプ紙すさです。
そんな紙すさ漆喰の特徴は、島かべしっくいと比べると・・・
・薄塗りが可能です。厚み1mm程度の薄さで塗ることができます。
・麻すさよりも純白で、仕上がりの漆喰が真っ白で美しい!
・高級島かべでノロを作れば漆喰磨きも可能。
・内装の調湿機能では島かべよりも高い調湿機能。
・スサが細かいのでパターン仕上げが容易
などなど・・・高級島かべには、島かべしっくいとは違った新たな特徴があります。
しかし、欠点もあります。
スサが細かく短いので割れやすいなどの欠点もあります。
いずれにせよ、島かべも高級島かべも既調合漆喰としてのベストセラーです。
混ぜて使う方などもおりますので、自分にあった、お客様の好みに合わせた現場にお使い下さい。