近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2015/09/29(火曜日)こだわりの建築・・・勉強になります。

以前小舞下地掻きをご紹介させて頂いた現場で、お世話になっている左官屋さんが木摺りで漆喰を塗っているとの事で見学に行ってきました。
小舞下地で伝統的なこだわりから真壁と思いきや、「木摺り下地の大壁」で素敵な外観になっていました。
棟梁の意向もあって出来るだけというか、ほとんどが自然素材、モルタルやファイバーネットなども使わずにとの事・・・よって下地は木摺りに漆喰に仕上げを塗るそうです。

木摺り漆喰 漆喰
木摺り大壁 漆喰 木摺り下地
出隅はひげこで補強!
木摺り漆喰 木小舞下地

室内はは、細部まで日本の伝統的な大工技術をふんだんに盛り込んだ作り!

荒壁 土壁
天井の梁にかかれた文字と、下地窓が棟梁の熱い思いが感じられます。
荒壁 下地窓

で親方、外壁の仕上げは?・・・地元の土を使った掻き落とし仕上げだそうです。楽しみです!
漆喰の掻き落とし

2022/06/01(水曜日)土壁販売|土塀の土壁を固くする強化剤


文化財の土塀を固めるためにご利用いただきました


 

以前ご紹介させていただきました、鳥取県湯梨浜町にある尾崎氏庭園の修復工事がいよいよ始まるので再度現場で工程打ち合わせをして参りました。

浸透性土壁強化材「土強」は納品済みで、噴霧して古い土壁を強化するところです。

 

<<土壁強化剤くわしくはこちら・・・

 

もちろん、その前に風化して砂が表面に出てきている弱い土壁部分は全て撤去していただきました。

「土強」塗布後、落としてから保管してある古い荒壁土と新しい荒壁土を混ぜたもので不陸調整を行い、その後中塗土で大直ししていきます。今年中に土中塗工程までして、仕上げ漆喰工程は来年の春以降の予定です。

当社では今は貴重になった「荒壁土」も販売しております。手に入らず困っている方はご相談ください。

 

<<貴重な荒壁土はこちら・・・

 

現場にはまたお邪魔させていただくので、工程が進み次第ご紹介させていただきます。

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土壁補修の事ならお問わせください!

2022/06/01(水曜日)土壁販売|文化財補修では当時の材料が必要ですが現在手に入らない物も・・・


手に入らない材料はオーダーメイドで対応します


 

兵庫県豊岡市出石(いずし)には重要伝統的建造物群保存地区があります。
町中に漆喰や土壁が塗られており、補修などの案件でよく足を運びます。

出石1

出石2
土壁の原料の土は昔から出石近郊で採取されていた、伝統の赤土が使用されていましたが、今は採掘業者も無くなり、補修や修復の際は色合わせなどでとても苦労するそうです。

出石3
きれいな色の赤土ですね。もともとで出石近郊で採取されていた土の色です。

こちらの補修現場のように、当時の土が手に入らずお困りの場合は、当社で土壁を調合し、オーダーメイドでつくることもできます。

<<塗り壁のオーダーメイドくわしくはこちら・・・

当社もこういう街並みの風景を残す、お手伝いが少しでも出来ればと思っております。

 

土壁の事ならご相談ください!

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