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2021/09/11(土曜日)漆喰(しっくい)に珪藻土を混ぜるとどうなる?

 


漆喰に珪藻土を混ぜてさらに空間を快適に!


 

 

今回は、「紙すさしっくい」に「珪藻土」を入れて、より機能性の高い漆喰壁をお客様に依頼され作りました。

調湿性能は、湿度が高いと湿気を吸い、湿度が低いと湿気を吐くという漆喰や珪藻土にもある特性です。

「紙すさしっくい」は、内装に適した漆喰で調湿性能が高い漆喰なんです。

 

紙すさしっくいの調質性能が高い理由

 

その理由は、紙すさが麻すさよりも湿気の保水性が高いのでより多くの湿度を漆喰内に取り込むことができるからです。

麻すさは、漆喰に一般的使われる「すさ」で古くから用いられてきました。

高い調湿性能を「珪藻土」

珪藻土は、調湿や消臭効果を高めることができます。

その用途は、幅広くお風呂のバスマットなど様々なものに使用されています。

このように紙すさしっくいと珪藻土を混ぜることにより、調湿性能が増すことが分かります。

調湿性能を高めることで、様々な季節をとおして湿度快適にしてくれるんです!

2022/09/10(土曜日)黒漆喰 使い方|黒漆喰色ムラのメンテナンス

よく見かける黒漆喰が白くなってしまう色ムラ


 

出張中、お客様からの相談で黒漆喰壁の補修の現場にお邪魔しました。
壁自体には亀裂(割れ)も無く、浮きなども見当たりませんが、ただ雨がよく当たる場所は白く色ムラが出ています。
このような状態よく見かけますよね!

黒漆喰もやはり漆喰。雨が当たると白華(エフロ)します。
ちなみに白華は漆喰内部の石灰の結晶が水で溶け出し、壁表面で大きく結晶が育って残る現象で、漆喰に混ぜた黒色の墨が流れ出して白くなっているわけではありません。
どちらかと言うと、黒よりも石灰の白が大きくなって目立ってしまう現象です。

そんな白華にも2種類あって、施工後壁の乾燥とともに出てくるのが通称1次白華。乾燥後(完成後)雨などにより外的な水分の影響で出てくるのが2次白華です。

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黒漆喰だけで起こる現象ではなく、実は白い漆喰も同じことが起こっているんですよ。同じ白色なので見えないだけ・・・・
私個人的にこの黒漆喰が白くなっている雰囲気が味わいがあってなんともいえない風情を感じますが、「真っ黒に直してぇ~」という要望は多くあります。

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■元の真っ黒に戻す便利なご提案

そんなときにご提案するのが、「島かべ瑞黒(ずいぐろ)」です。
瑞黒は、黒漆喰ノロ掛け材料で、古くなった下地に「島かべプライマー」を塗布するだけで、その上に塗ることが出来る黒漆喰です。
もちろん、亀裂や浮きがあれば補修が必要ですが、綺麗に塗り替えるだけなら非常に便利な商品ですね!

今回の現場は、何かローラーか刷毛のようなものでノロを塗っているようにも見えました。
このような感じで、とりあえず黒くリペアしたい場合は黒漆喰専用リペア材「プロテクターB」もあります。

_DSC1667

ローラーや刷毛で塗る「プロテクターB」は漆喰の呼吸を損なうことなく、撥水剤としての性能もあります。
撥水剤性能で雨を弾くため、雨に打たれても白くなる白華が起きません。黒いままを維持します。
もし雨に打たれる壁面なら「プロテクターB」の方が良いかもしれませんね。

≫黒漆喰リペア材 プロテクターBの施工方法はこちら・・・

このように色ムラになった黒漆喰を真っ黒に戻すには再び同じ黒漆喰「島かべ瑞黒」を塗るか、「プロテクターB」を塗るかの2パターンありますが、メンテナンスする壁が雨に打たれる箇所なのか、あまり打たれないのかで使い分けしてください。

2022/07/06(水曜日)外部・外壁土壁の補修とメンテナンス|土壁販売


 台風が来て、雨で凸凹になった外壁の土壁。補修できるの?


 

大丈夫です。意外と簡単に補修できます

 

近年は台風や大雨による自然災害が多いですね。気候変動により、毎年のように台風到来や大雨、局地的豪雨が全国各地で発生しています。

雨、つまり水は塗り壁材、特に土壁には大きな影響を与えます。

 

納屋や蔵、塀などの外部の壁で、土壁がむきだし状態で放置されていた場合は、雨で流れ凸凹になってしまいます。

 

_DSC8848 CIMG2560

 

凸凹だからメンテナンスは大変そうに見えますが、意外と簡単に補修することができます。

補修方法はこちらのマニュアルをご覧ください。

 

■土壁補修マニュアル⇒近畿壁材 | ボロボロしている古い土壁補修マニュアル (kinkikabezai.com)

 

このマニュアルをご紹介させていただくのは、外部土壁の補修を考え、開発した製品なので、施工もスムーズに行えますし、古く弱い土壁にもやさしいため、補修工事の失敗が少なくなるからです。

もし、外壁の土壁がまだ凸凹になっておらず、わりと平滑な場合は、土壁用撥水剤で表面を保護すれば、雨から土壁を守ってくれます。

 

 

外部の土壁はなにも対策せず、そのまま放置していると、雨でどんどん流れ、剥がれ落ちて凸凹が大きくなればなるほど、補修が難しくなっていくので、早目に補修するか、雨対策することをおすすめいたします。

 

外壁土壁に関する関連ブログはこちら・・・

 

外壁土壁のご提案!

外壁に使う土壁のカラーについて

土壁の空間デザイン意匠について

雨に強い土壁には?撥水剤について

土壁関連の材料はお任せ下さい

外壁土壁の施工方法はこちら・・・

 

 


 

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