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2021/09/10(金曜日)ラスボード下地に漆喰は、塗れる?施工方法。


ラスボード下地に漆喰を塗る方法


 

~お寺の施工現場のお話~

今回は、お寺での漆喰施工現場を見せて頂きました。

下地はラスボードで、仕上げに紙すさ漆喰の「高級島かべ」使って頂きました。

実際の施工方法

漆喰は、ラスボード下地に直接塗ることができません!

ラスボード下地は、石膏プラスター(吉野石膏性:Bドライ)の施工が規定されています。

なので、石膏プラスターを塗った後、下地処理を行い漆喰を施工します。

詳しい施工方法はこちら

ラスボード下地への施工完了!

しかしやっぱりお寺には当然漆喰ですね!この現場も高い技術で素晴らしく綺麗な漆喰仕上げを見せて頂きました。感動!

左官さんも「白さときめの細かいさが気に入っている」との事。

ラスボード下地への漆喰施工は、しっかり下地処理を行いましょう。

2022/07/07(木曜日)土間たたきの原料|土間たたきに入れるにがりの役目は?|天然にがり販売

 

 


 土間三和土(たたき)に「にがり」が欠かせな理由!


 

 

 

 

『土』と『石灰』と『にがり』の3つの素材を混ぜ叩き締めて作るからだと考えられております。

その中の原料の一つ、にがりについて・・・にがりは何のために混ぜるのでしょうか?

 

そもそも『にがり』とは?

 

海水から塩を製造する際に出来る塩化マグネシウムを主成分とした食品添加物です。

塩を作る過程で先に塩化ナトリウムが結晶化し塩になり、残りの部分がにがりですね!

にがりは主に豆乳から豆腐を作る際の凝固剤として一般的には知られています。

当社の【天然にがり】は、地元淡路島の海水から抽出した「にがり」です。

 

土間たたきににがりを入れる3つ理由

 

その①

増粘性があり練った物が分離しにくいので、叩くことにより締まりやすい。
たたきは叩き締めて強度を出すので、締まりやすい方が強度が出ます。

その②

吸湿性があり、三和土の表面劣化が少ない。
三和土は表面が乾燥してしまうとボロボロになってしまいますが、にがりは湿気を呼び込んで劣化を防ぐ役割があります。お店や食卓に置いてある食塩が密封しておかないとカチカチになるのと同じ原理です。

その③

凍結温度が低く、再凍結しにくく凍害に強い。
水は0度で凍りますが、にがりや食塩水は0度では凍らず凝固点(凍る温度)が0度以下になり凍結しにくくなります。

 

三和土には欠かすことのできない『にがり』ご理解頂けましたか?

以上のような理由でたたきにはにがりがかかせない原料となります。

 

当社のたたき用の「天然にがり」と「たたき用の消石灰(配合材)」と「たたき用の土」がセットになった重吉たたきがございます。

土間たたきの施工には是非、【重吉たたき】をお試しください!

 

 

土間たたきにご興味がありましたらお問合せ下さい!

土間たたきに関する関連ブログはコチラ・・・

2022/09/12(月曜日)漆喰にカビは生えるの?


漆喰にカビが生える原因


 

漆喰は強アルカリで、主成分の消石灰は殺菌などにも利用される抗菌性の強い建材と言われています。Ph値が高く、強アルカリの漆喰上には絶対にカビが発生しないのか?
「漆喰上に・・・」となると残念ながら発生してしまいます。ただ内部から湧き出てくるような発生の仕方ではなく、表面にカビ菌が付着しての繁殖となります。

当社もカビの専門家ではないので20万種を超えるカビの繁殖原因、すべての特定はできませんが、「温度」「湿度」「栄養」があればどのような場所にでも発生するそうです。

強アルカリで殺菌性の強い、漆喰内部から発生するのではなく、外部では雨水や植物、内部では結露水などの水分が漆喰表面へ付着し、さらにその表面の水分(湿度)にカビ菌が付着する。漆喰に発生するカビはこのようなパターンが多いそうです。

また、漆喰は年月をかけて少しずつアルカリ性から中性へ変化していくのですが、中性化した漆喰は殺菌力も低下し、カビが発生する可能性はさらに高くなります。
この漆喰の中性化を早めてしまう大きな原因のひとつが水分で、特に外部の場合、雨水は弱酸性のため、酸性水を吸い込むと中性化はさらに加速します。

以上のようなことが漆喰へ発生するカビの主な原因なので、有効な対策は・・・
・湿度が高くならないよう、漆喰内部に水を浸入させない
・漆喰表面に付いた水分をできるだけはやく乾燥させる
・漆喰の中性化を加速させないためにも漆喰内部へ水を浸入させない

このような対策が有効と考えられます。

 

■カビ対策を含んだ漆喰製品!

そこで当社は有効なカビ対策を取り入れたハイブリッドな漆喰を製品化しました。

ハイブリッド漆喰「リライム」にはカビ対策がすでに含まれているため、今までの漆喰と同じように施工、塗っていただければOKです。

 

カビに関してはまだまだ解明されていない部分も多いのですが、水分(湿度)が大きな影響を与えているのは間違いないようです。

またカビのように見えますが、栄養がなくても光合成で繁殖する「藻」などが発生することもあるのでご注意ください。

条件が整えばガラス板やビニールクロス、サイディングボードにも発生するカビ。皆さんはどのようなカビ対策を心掛けいますか?
当社はカビが出来るだけ発生しないようハイブリッド漆喰を開発し、また、発生してしまったカビはどのように除去、メンテナンスを行えばいいのか?などもご提案しています。

<<当社はどんな会社?くわしくはこちら・・・

漆喰のカビ 漆喰のカビ

黒く汚い事から悪者になりがちのカビですが、食料品や医薬品にも使われていたりします。

 

■その他ハイブリッド漆喰ブログは下記から・・・

外壁漆喰をご検討中の工務店様
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ハイブリッド漆喰にご興味ある方はお問わせください!

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