出張中通りかかった民家の石垣を見てびっくり!! 扇型の石垣です。大きな石をどのようにして削ったのか?これは大変な作業だったでしょうね。
積み重ねてある角度にもびっくり、なかなか見れない石積みでした。
出張中通りかかった民家の石垣を見てびっくり!! 扇型の石垣です。大きな石をどのようにして削ったのか?これは大変な作業だったでしょうね。
積み重ねてある角度にもびっくり、なかなか見れない石積みでした。
伝統工法で補修する文化財には荒壁土も使う |
以前から何度かご紹介させていただいた文化財補修現場ではただいま荒壁土づくりの真っ最中でした。
荒壁土に入っている荒すさ(切りわら)が発酵して無くなっては追加で投入し、再度練り合わせ、一定期間熟成させてから使用します。
非常に手間のかかる作業です。
この作業を行うことにより、塗りつけの際の作業性向上、保水性向上、収縮クラックの防止や分散などに繋がると言われています。先人の方々はどこからこのような考えが思いついたのでしょうか?すばらしいですね!
もちろんこちらの文化財現場も落とした古い土壁(古土)と新しい荒壁土とを混ぜて使用します。
古土を混ぜると強度が上がり、灰汁が出ることが少なくなり、凍害も少なくなると言われております。
ますますすばらしい!どこからこんな知恵が・・・・
荒壁土だけを見ても先人の方々の知恵の集約ですね。本当に奥が深いです。
ただ現在は残念なことに、全国的に練り土屋(ドロコン屋)さんが少なくなっております。お近くに荒壁土を購入する手立てが無い場合は弊社までお問い合わせください。
当社では荒壁土、荒壁土に混ぜる荒すさ(切りわら)とも販売しております。
<<荒壁土はくわしくはこちら・・・
<<荒すさ(切りわら)くわしくはこちら・・・
土壁材料のことならお問わせください!
今回は、土蔵の補修現場の見学にお邪魔しました。少しヘアークラックが入ったのが気になるとの事で、今回完成した亀裂補修用のパテ「ヒビキエール」のテストを兼ねて色々と現場で教えて頂きました。
補修やメンテナンスは、時間との勝負でもあり、乾燥スピードなど重要であることを実感しました。補修は、左官屋さんの技術も重要で上手く補修するのもある意味匠の技術なんですね。勉強になりました。
その後お施主様に蔵を案内頂き見せて頂きました。