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2022/07/06(水曜日)外部・外壁土壁の補修とメンテナンス|土壁販売


 台風が来て、雨で凸凹になった外壁の土壁。補修できるの?


 

大丈夫です。意外と簡単に補修できます

 

近年は台風や大雨による自然災害が多いですね。気候変動により、毎年のように台風到来や大雨、局地的豪雨が全国各地で発生しています。

雨、つまり水は塗り壁材、特に土壁には大きな影響を与えます。

 

納屋や蔵、塀などの外部の壁で、土壁がむきだし状態で放置されていた場合は、雨で流れ凸凹になってしまいます。

 

_DSC8848 CIMG2560

 

凸凹だからメンテナンスは大変そうに見えますが、意外と簡単に補修することができます。

補修方法はこちらのマニュアルをご覧ください。

 

■土壁補修マニュアル⇒近畿壁材 | ボロボロしている古い土壁補修マニュアル (kinkikabezai.com)

 

このマニュアルをご紹介させていただくのは、外部土壁の補修を考え、開発した製品なので、施工もスムーズに行えますし、古く弱い土壁にもやさしいため、補修工事の失敗が少なくなるからです。

もし、外壁の土壁がまだ凸凹になっておらず、わりと平滑な場合は、土壁用撥水剤で表面を保護すれば、雨から土壁を守ってくれます。

 

 

外部の土壁はなにも対策せず、そのまま放置していると、雨でどんどん流れ、剥がれ落ちて凸凹が大きくなればなるほど、補修が難しくなっていくので、早目に補修するか、雨対策することをおすすめいたします。

 

外壁土壁に関する関連ブログはこちら・・・

 

外壁土壁のご提案!

外壁に使う土壁のカラーについて

土壁の空間デザイン意匠について

雨に強い土壁には?撥水剤について

土壁関連の材料はお任せ下さい

外壁土壁の施工方法はこちら・・・

 

 


 

製品に関するお問合せは下記よりお願いします。

 

2021/09/10(金曜日)大直し(斑直し)やってみた

荒壁 土壁 重吉
先月の社内勉強会で塗った荒壁下地に貫伏せ大直しを行いました。
出来栄えは社員さん全員顔を見合わせながら 「ん!・・・・ま、素人やし・・・中塗りで直しましょか・・・」 「こんなもんでしょ」てな感じです。
配合は、
表面に塗った土は、淡路中塗り土バケツ1、淡路産左官砂バケツ1.5、淡路産マルナカすさバケツ1 (すべて容積)

1人1枚練習でみんな泥んこになりながら完成!
土壁 荒壁
最初土バケツ1に左官砂2でやってみましたがサクサクで塗り難かったように思います。
貫伏せは長藁で行いました。

このセメントみたいな物は、前回荒壁で残った腐り土・・・だいぶ臭い。
良い色になりましたよね。
荒壁 土壁 腐り土

完成!表は中塗り土、中は腐り土2か月物。
次回社内勉強会は・・・
6月29日月曜日・・・淡路中塗り土を検証します。
≫前回の勉強会はこちら・・・

荒壁 土壁 

2022/09/10(土曜日)漆喰は塗っちゃダメ!ラスカットパネルや無塗装サイディング!外部ボード系下地に漆喰は施工しないでください

何事も下地が大事!漆喰割れますよぉ~


 

弊社カタログやホームページでもご案内しておりますが、ラスカットパネルや無塗装サイディングなどの外部ボード系下地には島かべしっくいが割れる為、施工できません。
まだ知られていない方もいるようで「漆喰が割れたんです」と言うお問い合わせの中で、下地をお聞きすると外部ボード系下地の上に施工している場合が結構あります。

ではなぜ漆喰が割れるのでしょうか?外部ボード系下地は弾性下地になり、下地の動きがあるからです。特にジョイント部分はよく動きます。
下が動くからその上も割れる、考えてみれば当たり前なのですが、それが近年当たり前ではなくなってきているのも理由としてあると思います。

補修割れBEFORE

当たり前でなくなったのは弾性系鏝塗り仕上げ材の登場です。
上塗り仕上げ材に弾性力を持たせ、下地が動いてもその動きに追随できる為、割れないのです。わかりやすくお伝えするとサランラップの原理です。サランラップは伸ばしてもなかなか切れないですよね?それが弾性系仕上げ材です。
この仕上げ材の登場で、外部ボード系下地には同じ塗り壁材なのだから、漆喰も施工ができる!と考えておられる方もいるようです。

しかし、漆喰は伝統的な建築仕上げ材で、原料は自然素材のみで製造されており、弾性力を持たせるための化学合成樹脂などは含まれておりません。
また、漆喰壁の主成分となる消石灰は、元は石灰岩という石から製造されており、漆喰は塗りつけ後、空気を吸ったり、吐いたりを繰り返しながら、元の石に戻ると言う性質があります。石は硬いですよね?このような理由から漆喰は弾性力は無いんです。だから下地が動くと割れます。

漆喰壁は自然素材、無機素材で安全・安心な壁材ですが、それゆえの性質もご理解いただき施工していただければ、割れに関するリスクは減るのではないでしょうか。

塗り壁材である以上、弾性系仕上げ材も漆喰壁も絶対に割れない!という方法はありませんが、各材料の特長や性質を知ることで割れにくくする方法はあるのでご理解いただければと思います。

★その他漆喰下地関連ブログはこちら・・・

<<住宅外壁に漆喰を塗る場合は何が良い?


<<内壁ラスボードに漆喰を塗る場合はどうするの?


<<RCコンクリート下地に漆喰を塗るには?


<<古い壁を漆喰に塗り替える場合の下地はどうすればいい?


<<内壁石膏ボードに漆喰を塗る方法とは?


<<漆喰を塗る下地は何が良いの?

 

塗り壁の下地でお悩みの方はご相談ください!

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