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2022/08/10(水曜日)コンクリートRC建築に漆喰を塗る場合の下地は?|漆喰専用下塗り材販売


 コンクリート下地に漆喰を塗るのに最適な方法は?


 

 

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コンクリート下地の補修を行った後、漆喰仕上げにするとのご要望で、早速見本作成しました!

まずは、モルタル塗り!コンクリートを補修する材料はモルタルを使う事が多いので、市販のモルタルを塗ります。

 

もしモルタルにネットを挟み込むならネットをしっかり隠す

余談ですが、モルタル下地の作成の際にネットを伏せこんでみました。
モルタルにネット挟み込む場合は、1回目の塗り付け後、2回目の塗り付けで伏せこんでサンドイッチしてください!その際ネットは表面から見えないよう確実に隠してください。

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通常軽量モルタルで下地を作る仕様は、16㎜(8㎜2回塗り)ですがそれはさすがに見本では無理なので省略。

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見本ではありますが、やはりモルタルを平滑に塗るのは難しいですね。これが大壁で16㎜厚ともなると大変ですね。やはりプロの職人さんは凄い!

 

RC(コンクリート)をモルタルで補修した後の施工手順

①まずは1つ目の下地処理【島かべドライストップ】を塗布

・「ドライストップ」は、コンクリートやモルタルの吸水を抑え、その上に塗る材料の急激な乾燥が起こらないようにします。

<<ドライストップくわしくはこちらから・・・

 

②次に漆喰専用下地材【漆喰ベース】を施工

「漆喰ベース」は、漆喰の接着力を高め、漆喰の作業性も向上させます。

しかし、漆喰は不陸(凸凹)が大敵です!塗厚が2㎜未満と薄い漆喰は、下地の不陸が浮き出てきやすいからです。

「漆喰ベース」は塗厚が1㎜ほどで、不陸調整が困難です。

なので、コンクリート補修のモルタル塗りの段階で、不陸が無いようにしてください。

新しく作ったコンクリート下地の場合も同様に、セパ穴などをモルタルで埋め、不陸が無いようにしてください。

<<漆喰専用下地材「漆喰ベース」くわしくはこちら・・・

 

「ドライストップ」は原則完全乾燥です。

3時間~6時間ぐらいで乾くと思います。乾いていないと余計に水が引くので注意して下さいね。

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次に、「漆喰ベース」を塗ってみます。

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うす塗りの下地材(塗り厚約1㎜)なので、厚塗りは出来ません。よって不陸(凸凹)は直りませんが、非常塗りやすい。

下地がもともとフラット(平滑)なコンクリート下地であれば、なんら問題は無いですね。

 

さて、いよいよ上塗り【島かべしっくい】塗りです。


<<日本の漆喰 島かべしっくいくわしくはこちら・・・

 

日本の伝統漆喰を既調合し、「塩焼き消石灰」「麻すさ」「粉末海藻糊」をブレンドし、水練り後すぐに塗れる上塗り用漆喰【島かべしっくい】です。

【漆喰ベース】にそのまま塗ります。

RC(コンクリート)が下地となる場合、広い面積の壁面になることが多いです。上に塗る漆喰がゆっくり乾くように製造している「漆喰ベース」は、そんな広い面積(大壁)の漆喰塗りにピッタリな下地材ですよ!

 

★その他漆喰下地関連ブログはこちら・・・

<<住宅外壁に漆喰を塗る場合は何が良い?


<<内壁石膏ボードに漆喰を塗る方法とは?


<<漆喰を塗る下地は何が良いの?


<<古い壁を漆喰に塗り替える場合の下地はどうすればいい?


<<内壁ラスボードに漆喰を塗る場合はどうするの?

 

漆喰のことならなんでもご相談ください!

2022/07/04(月曜日)外壁の左官仕上げ|外壁での高級感がある掻き落とし仕上げ


デザイン性が高い掻き落とし左官仕上げ


 

高級感がありデザイン豊かな掻き落としは、デザインの幅が広い

 

お客様から外壁の掻き落とし左官仕上げを行なうとご連絡いただき、勉強のため見せて頂きました。

掻き落とし仕上げの歴史は古く、白セメントや消石灰、寒水石などを使って行なわれていた左官伝統工法です。

近年では左官職人さんの独自のアレンジで、今までとはイメージの違う、デザイン性に優れた掻き落とし仕上げが増えています。

 

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弊社へのお問い合わせも「掻き落とし仕上げ」が非常に多いので、この度掻き落とし仕上げ専用品【掻き落とし用配合石灰】を販売させていただきました!そのまま(笑)

■掻き落とし専用品!掻き落とし用配合石灰くわしくはこちら・・・

 

今回見せて頂いた掻き落とし仕上げは、色はグレー!和モダンで素敵な住宅です。

≫グレー色にするために混ぜた顔料(色粉)はこちら・・・

 

この現場の掻き落とし材料は、施工する左官職人さんのオリジナル配合。

 

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掻き落としはモルタル下地に削り落とす分も考慮して厚く塗ります。約10㎜程度。なので塗り付けも難しいとの話。

また、一度塗りでは無く、配合の違う下塗りを塗った後、上塗りを追い掛け(下塗りが半乾き状態)で塗るそうです。

 

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数時間乾燥待ちを行なって、掻き落としていきます。

掻き落としの道具は、剣山やワイヤーブラシ!
使い込んだ道具!

 

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材料の乾燥具合や掻き方を間違うとムラになるので注意が必要とのことです。

細かい部分も定規を当てて時間をかけて丁寧に掻いていました。

 

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高級感と表面の凹凸による立体感、掻き落とすことで見えてくる骨材などが魅力の掻き落とし仕上げ、左官仕上げの醍醐味ですね。

 

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歴史ある工法ですが、左官職人さんのアレンジで無限に広がるデザイン性が魅力です。

ご興味のある方は、一度チャレンジしてみては如何でしょう。

 

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◇その他掻き落としブログは下記から

<<赤レンガのような掻き落とし仕上げ・・・


<<掻き落とし材料を利用した拭き取り仕上げ・・・


<<地層の表面のような掻き落とし仕上げ・・・

 

左官伝統工法のことならご相談ください!

2022/08/12(金曜日)ラスボードと石膏プラスターの下地に漆喰を塗る!


石膏プラスターに漆喰を塗る場合、下地処理が必要!


 

以前、お客様より石膏プラスターと【島かべしっくい】との水引きの関係について相談頂きました。

ちょうどお寺の現場での漆喰施工があったので見学させて頂きながらお話をお伺いすることとなり訪問させて頂きました。

最近一般住宅では少なくなりましたが、お寺の改修工事ではラスボードへの石膏プラスター塗り下地による漆喰施工はまだまだあります。

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石膏プラスターに直接、漆喰は塗れません

 

よくご相談を受けるのが、現場での悩みは、石膏プラスター上への漆喰施工での水引きです。

石膏プラスターは、収縮(乾燥による)が無く柱際のチリ切れも少ないよい材料ですが、石膏の性質や材料の配合、上塗り材料の目的により施工時の吸水の大小があります。

また、ラスボードは薄く柔らかいので石膏プラスターを8㎜程度塗ることでしっかりとした下地になることから厚く塗らなければなりません。

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問題点、原因!

 

このようなことから、どうしてもその上に直接島かべ漆喰を塗ると下地に水を吸われ非常に塗りにくくなります。よくお問合せ頂く現象として

① ブツ(気泡)が出る! 

② 乾燥が早くて塗れない!

③ 細かい亀裂が発生する!


などのお問合せを頂きます。

 

改善方法、解決策!

 

このような問題点、原因を解決するには、石膏プラスターの水引きを抑える下地処理が必要となります。

ラスボード下地の石膏プラスターの水引きを調整する方法は、下記からご覧ください。

 

さまざまな下地への漆喰施工のことならご相談ください!

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