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「土壁お探しですか?」の記事一覧

2022/08/01(月曜日)荒壁土は特殊な練り方?!

土と藁すさを足で混ぜる!フミフミ!


 

古民家や伝統建築に使われる「小舞荒壁下地」。

小舞下地に塗る土壁は「荒壁土」になりますが、そんな荒壁の材料の練り方をご紹介!

 

荒壁土の練り方

 

荒壁の材料の土と藁すさをホームセンターなどでも販売している「練り船」を使って練ります。

荒壁土は、足で材料を踏んで練りしょう。

練る際は、裸足で練るのがおすすめ!

長靴だと脱げそうになり、練りにくいので裸足もしくは、田んぼ用の長靴でもOK。

施工前のポイント!

 

荒壁土を練った直後でも材料を塗ることは可能です。

ですが、練ってすぐ塗り付けをすると材料の藁すさがピンピン跳ねて、塗るのがかなり難しい。

なので長期間、材料を寝かせて置くのがポイント。

これを「腐り土」といいます。

長ければ半年ほど寝かせる場合もあり、色がだんだん変わります。

荒壁の施工の際は、これらの方法をぜひ、お試しください!

実際に荒壁土の練ってみた動画もアップしております。

2021/10/14(木曜日)【土壁販売専門メーカー】荒壁土と中塗り土の違いは?


荒壁(下塗り)と上塗りの間に塗るのが中塗り土


 

小舞荒壁土や中塗り土についてご相談下さい!

 

弊社の土素材を使用した商品ブランド「土屋重吉」!
そのまま練るだけで使える既調合品からわらすさや土そのものの原材料まで幅広く取り揃えています。

 

沢山あってどれを使用していいのか迷う方もいらっしゃると思いますので簡単にご紹介します。

 

・荒壁用(下塗り)
竹で編んだ木舞下地にドカンとつける土が淡路荒壁粘土です。練った状態の商品ですので、ここに荒スサを混入し充分に寝かせてから使用します。
柱の太さで塗り厚が決まりますが、だいたい50㎜ぐらいは付けるでしょうか。その他に補修の用途でも使われたりします。土で10㎜以上の厚みを付けたい場合は荒壁粘土がいいでしょう。

 

・中塗り
文字通り荒壁と上塗りの中間層の事です。仕上げの前工程という方が正しいかもしれません。この工程が壁の良し悪しを決める重要な工程です。荒壁で出来た不陸(凸凹)を直し、尚且つ上塗りの漆喰や土壁が塗りやすいように平滑に仕上げていきます。中塗り工程の塗り厚は10㎜前後です。配合も土によってバラバラで職人様の好みに合わせての現場調合が当たり前でした。
近頃はこの中塗りをそのまま仕上げとしたり、さらには意匠用のわらすさを追加して塗ったり、掻き落としをしたりと様々な工夫がされ、需要が高まっていますね。

数年後に上塗りを塗ってもいいし、勿論そのままでも・・・
土感が一番分かる仕上げのような気がします。
弊社は配合が手間だという方の為に、淡路中塗土に骨材の砂やわらすさを適量混入した、水練りするだけの既調合中塗土「中土~なかつ~」も販売していますので是非ご利用下さい。

 

◇土壁関連ブログは下記から

土壁材料について

2021/06/26(土曜日)土壁仕上げ|糊土とはどんな仕上げ?

土、砂、すさに糊を混ぜた土壁!「糊土


 

なぜ、糊をまぜるの?

中塗り土や水ごね仕上げと言われる土壁は、土の粘性だけで塗り上げ、10㎜ほどの厚みが付きます。

厚みが付くと塗厚を均一にするのが難しく、完全にフラットにするのには、かなり高度な技術が要されます。

そのため、糊を加えることにより粘性が増し、薄塗りが可能な「糊土」が普及しました。

 

糊土仕上げの【やすらぎ】と【塗ってくれい】の特徴!

「やすらぎ」と「塗ってくれい」に使われている土は、淡路土をより選別された土が使わています。

よって粒がきめ細かく、表面が密になり上品に仕上がります。

・「やすらぎ」は完全自然素材でできている伝統的な土壁。古民家や公共施設にもおすすめ!

・「塗ってくれい」は、ボンド配合で高性能な土壁。表面強度が高くボロボロしない!プラスターボード(石膏ボード)に直接塗れ、工期短縮!

糊土の施工をお考えの方は、「やすらぎ」か「塗ってくれい」をご利用ください。

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