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「研究室!研究報告」の記事一覧

2022/07/08(金曜日)漆喰リフォーム!ビニールクロスの上に漆喰を塗りたい方へ

住宅リフォームでビニールクロスに漆喰を塗ろうとお考えの方は?


 

漆喰専用下地材「ボードベース」はビニールクロスリフォームに利用できる商品で、ビニールクロスの上に「ボードベース」を塗り、乾燥すれば仕上げ漆喰塗りができる人気商品です。

しかし、塗り替えの下地になるビニールクロスの状態があまりよくないと、せっかくきれいに漆喰壁を仕上げても下地クロス部分からすぐ剥がれてくる可能性があるからです。そこでこの度はビニールクロスの状態を判断する上での施工ポイントをご説明したいと思います。

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■ポイント①:水性ペンを利用して、ビニールクロスなのかを判断する

下地材「ボードベース」を利用した塗り替えリフォームはビニールクロスの場合です。残念ながら紙クロスには施工できません。そこでビニールクロスなのかどうかを事前に確認しておく必要があります。

水性ペンでクロスに軽く落書きをし、水を含ませしぼったタオルなどで拭き取ります。落書きがすぐ消える場合はビニールクロスと判断します。紙クロスの場合は水性ペンでもインクを吸いこむため、簡単に取れません。

■ポイント②:ビニールクロスにはまず「島かべプライマー」を塗り乾燥させる

「島かべプライマー」を塗ることで、ビニールクロスの接着糊が弱くなっている部分が水分でプクッとふくれてきます。ふくれてきた部分はカッタ―などで切り取り、切取り部分周囲のタッカ―止めやジョイントネット貼りなどの処理が必要になり、事前の下地処理ができます。
ビニールクロスの接着状態は表面からの目視で全てを判断できない事も多いので島かべプライマーを利用するという訳です。

2020/09/05(土曜日)本物のしっくいが屋根に利用されてきた理由

日本家屋の屋根を守る漆喰!

日本建築に見られる瓦屋根。昔から屋根しっくいは雨から守るために雀口に埋め込んだり、瓦と瓦のつなぎ目に盛り付けたりと使用されています。今現在流通している屋根漆喰の中には本物のしっくい製品のものから、「屋根しっくい」という商品名にはなっていても、セメントが主成分の製品まで何種類もありますが、本物のしっくいが屋根に使用されてきたのは理由があります。
その理由とは本物のしっくいの特長に隠されているのでご紹介します。

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特長①:初期硬化ではセメント系には勝てませんが、本しっくいは完全硬化すると元の石(石灰岩)に戻る性質があるので、吸水率がセメント系よりも低くなります。要するに漆喰の方が水を吸い込まない、吸い込みにくい性質なので劣化が少ないんです。

特長②:土との相性が良く温度、湿度などで起こる膨張の膨張率が土とほぼ変わらないので、施工後はがれにくい。(土を原料とした和瓦・日本瓦の場合)

特長③:漆喰は調湿性能があるため、屋根のような密封空間でも結露せず、中の木材を腐らせない。セメントには調湿性能はありません。

もちろん立地環境や条件など様々な影響がありますが、このように本しっくいが屋根に適した材料だから使用されてきた歴史と実績があるんですよ。

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

2020/08/19(水曜日)新人奮闘記!「俺の研究」・・・その10

漆喰に鉄粉!初めての試み・・・


少し前に錆壁、蛍壁の話を聞きました。これは土壁や漆喰に鉄粉などをいれる工法のことだそうです。見たことがないので自分でやってみようと思い挑戦しました。土壁はちょっと難しいので、今回は漆喰に鉄粉を混ぜて塗ることにしました。用意したのは漆喰と鉄粉です。

混ぜるとグレーのように色が変わったので、完成したら漆喰の白色ではないんじゃないかと思いました。塗って乾燥させました。

心配しましたが漆喰は乾燥したら白くなりました。錆はあまり広がりませんでした。後から聞いたのですが漆喰はアルカリ性なので錆びにくいそうです。土壁はほぼ中性なので錆が蛍のようにボヤーっと広がるのだそうです。漆喰でも一味違った表情でいいと思いますが皆さんはどうですか?
>>上塗り漆喰「島かべしっくい」の商品ページはこちら
鉄粉は当社で測り売りしています。

 

 

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