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「お勧め製品ご紹介!」の記事一覧

2017/08/21(月曜日)パターンで塗った外壁漆喰壁、カビや汚れ気になりませんか?

お待たせしました、鏝塗りの漆喰リペア材【ベッラムーロ】がいよいよ完成し発売となります。
ベラムーロ圧縮

当社ホームページでも詳しく紹介しております。ご覧下さい・・・
≫ベッラムーロはこちら・・・・

以前から「漆喰ガード」の鏝塗りや、漆喰の上に塗れる漆喰調の仕上材の要望など多数頂き開発を進めてまいりました。
予定では今年の4月頃の発売でしたが、遅れてしまいすいませんでした。
ただ、遅れただけ製品の完成度は高まりましたので、パターン仕上の洋風漆喰のリペアなどにお使い下さい。

特徴としては、
〇隠蔽力 下地の汚れを隠す隠蔽性能の高い材料です。
写真のように黒漆喰の上に塗っても透けず、下地の汚れを隠蔽してくれます。
カビや汚れなどの塗り替えにはもってこいですね。

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〇撥水力 カビの原因ともなる水を吸収しにくい撥水性の高い材料です。
写真でもわかるように表面に食紅を薄めた水滴を垂らしてみました。普通なら染み込むか、広がりますが完璧に弾いています。

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〇施工性 鏝塗り材料で厚塗りが出来、パターンも付ける事が出来る材料です。
鏝塗りで、通常の仕上材のように鏝塗が可能です。今までの塗料系のトップコートでは出来なかった鏝でのパターン付けなども可能になりました。

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〇透湿性 水は通さず、水蒸気は通し漆喰の持つ呼吸性能は阻害しない材料です。
漆喰壁の特徴でもある透湿性能!この漆喰の性能を活かすために、高い撥水性能を維持しながらも水蒸気は通す構造になっており、漆喰の呼吸性能は阻害しません。
〇汎用性 塗り替え、メンテナンス以外もモルタルへの施工が可能で仕上げ材としても利用できる材料です。

〇着色性 顔料の混入が出来、着色できます。
当社の壁カラーなどを使えば簡単に着色も可能です。少しイメージを変えたいときにはご検討下さい。

≫壁カラーはこちら・・・

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漆喰壁のニーズが多様化する中で、当社も新しい漆喰の形に対応したメンテナンス商品を作っていきます。

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超撥水漆喰メンテナンス材料 【ベッラムーロ】

ご興味のある方は、お問合せ下さい。

≫ベッラムーロのお問合せは・・・

 

□商品名:ベッラムーロ
□容量:14.5kgポリペール缶入り(主材13kg・配合材1.5kg)
□施工面積:約10㎡/缶
□施工塗り厚:約1㎜
□標準加水量:約3L(水道水)

 

 

 

2021/11/01(月曜日)土蔵(蔵)の中塗り土が剥がれてきている補修できる?編集中


大きな不陸(凸凹)も中塗り土材料で補修できます!


 

土蔵の補修で中塗り土が落ちた部分に大きな不陸(凸凹)ができた場合、表面をフラットにする必要があります。

 

そんな大きな不陸をフラットにするには、厚塗りでしかし、古い土壁は長い間風雨にさらされボロボロと弱くなっており、重量の重い材料で不陸調整すると塗り厚も厚いため、弱くなっている土壁に負荷がかかり、クラックや剥離になる危険があります。

以上のようなことをふまえると不陸調整する材料は厚く塗れて、なおかつ軽量化されたものが適しているということになります。

また、土蔵を補修したお客様の声を聞くと、厚く塗るため、不陸調整後の乾燥期間が長く必要で、なかなか仕上げ工程にすすめないという問題もお聞きしました。

このようなお客様の声と問題から開発された商品が「島かべドカッと」です。

「島かべドカッと」は従来の中塗り用漆喰の約3倍の厚み、1度で10ミリ塗れます。

また、厚く塗ってもダレがないよう軽量化しており、古い土壁への重量負担を減らし、特殊添加材配合で厚みを付けてもはやく乾燥します。

土蔵補修で古い土壁が落ちていて、大きな不陸調整が必要な現場をお持ちの方はいませんか?「漆喰ドカッと」をぜひご検討ください(^^)

 

下記バナーからお問合せ下さい。

 

2017/08/15(火曜日)茶室の犬走りにウルトラソイルを施工したいとお考えのお客様へ

~混連・塗り付け・仕上げ編~

お盆休み特別編!ウルトラソイルでも本格派茶室の犬走りに合うんです!
の昨日投稿の続き・・・・前回は、養生してシーラーしただけの話だったので、「そんなもんしっとるわ!」と言われてしまいますが、今回は、いよいよ施工です。

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ウルトラソイルは1㎡セットなので便利です。今回は、20㎡なので20セット準備しましたが、欠点は1セット30kgあって重い・・・・
そこさえクリアーできればいいのですが、さすがに無理でした。

≫ウルトラソイルについてもう一度詳しくお知りになりたい方は・・・

今回は、本格的な茶室の犬走り、こんな素晴らしい現場にウルトラソイルが採用されて光栄です。
色は、灰茶です。

昨日、養生と「島かべドライストップ」3倍液の塗布を終え、いよいよ施工していきます。人工は、5名!㎡数の割りに多めですがどれくらいの歩掛りになるかの目安にもします。練りは2名、施工は3名で行います。

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ウルトラソイルは、主材と配合材と骨材の左官材料3原則で構成されており、まずは、主材と骨材を空合わせします。今は、夏なので乾燥を遅らす夏用添加剤(遅延剤)を付けてあるので一緒にいれます。
昨日の試験施工で、乾燥が遅かったので今日は、(遅延剤)を半分に減らします。

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水は、カタログ表記では4L程度!自然素材の砂を骨材に使っているので、すこし骨材の乾燥具合で水加減が変わるようです。
今回数回練って、適正な水は5リットルでした。

皆さんが、練る場合は、3.5Lから4L程度からの加水で調整お願いします。

水量が決まれば配合材と練り水を事前に希釈しておきます。

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塗り付け開始です。要領は、土間モルタルと同じですが、少し固練りなので左官やさんにはもう少し均しやすくとの声も聞かれました。
亀裂抑制のために材料の密度を上げてあることと砂の粒度も影響しているようです。
施工性を取るか、性能を取るか難しい問題です。ただ、塗れないほど作業性が悪いわけではないので安心して下さい。

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たまには白黒写真もいかが?
テンポ良く進んでいます。塗り付けから1時間程度で塗り付け完了です。

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完成!さすがに早いですね、少し水引きを待って再度鏝押さえを行います。このままでも十分綺麗な土間です。

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遅延剤を減らした影響か?乾燥は、さすがに昨日の試験とは違い早いようです。見本枠の中に施工するのと、実際の土間上に施工するのでは、下地の温度や練り水の温度などの差、また下地への水引の差で乾燥スピードが変わるようです。

8時30分開始で、10時頃に塗り付け完了!少し置いてもう一度頭を張って、11時過ぎには拭き取りが出来たので、想定より早いです。
もし、人が少なかったら慌てました。やはり遅延剤は減らさなくてもいいかもです。

11時・・・スポンジ拭き取り開始

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良い感じになってきました。確かにもう少し待っても大丈夫ぐらいですが、綺麗に拭き取り出来ています。

本物の土間たたきを想定しているので洗い出しのように骨材をあまり出さないほうがよさそうです。
また軟らかいと拭き取り時少し凹んだようになるのもたたき風で良い感じです。

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それでは、最後に完成写真!

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養生・・・2、3日後、白華等が気になる場合は、酸洗いを行って下さい。

今回快く取材させて頂きました、皆さん本当に暑い中お疲れ様でした。感謝いたします。

後日お電話を頂き、酸洗いを行って凄く良い感じに仕上がったと喜んで頂きました。
亀裂が気になりましたが、くつ脱ぎ周辺や束石周辺も割れていないようです。

このような素晴らしい茶室にウルトラソイルが使われ光栄です。

今回の問題点を持ち帰り、改良を進めたいと思います。

≫ウルトラソイルはこちら・・・

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