土壁材料で地層壁(版築風)と割れ壁ができる! |
「土」だけで作る「割れ壁デザイン」をつくる!
土壁は乾燥時に割れる
塗り壁は、乾燥に材料が収縮することによってひびや割れが発生します。
乾燥時に収縮が起きぬのは、田んぼが干上がったときにできる割れと一緒の仕組みです。
割れを防ぐ「藁」と「砂」
本来、土壁は主に「土」「藁」「砂」からできており、割れ起こさないようにするのが普通。
「藁」と「砂」で材料を乾燥によるから収縮を防ぎます。
ですが、今回はあえて「藁」と「砂」を入れないことで大きな割れを起こしました。
ただ「土(荒壁練土)」のみの割れ壁は表面強度が低いので、樹脂で強度を上げました。
使用した樹脂は、カチオンアクリル樹脂です。
割れ壁がベースのデザイン
荒壁練土をフラットに塗り付け、藁(荒すさ)を表面にたたきつけるようなイメージでデザイン。
荒壁練土に少量の砂利を混ぜて、迫力を出してパターンを付けたデザイン。
地層壁(版築風)を土壁仕上げ材を使って表現
地層壁は、版築と言われる伝統的な塀の工法をイメージして、デザインしています。
版築の工法自体は塀の型を作り、土を積み上げて層にしていきます。
今回、この版築をイメージして作成したデザインをいくつか紹介します。
土壁仕上げ材「塗ってくれい」No11~14の4色で版築風の層を強調。
「塗ってくれいNo11」に千鳥砂利を混ぜて、拭き取りしたデザイン。
白い土壁仕上げ「塗ってくれいNo16」に黒顔料「壁カラー黒」を着色し、グラデーションのようにした版築風デザイン。
これらの土壁材料で版築風の土壁や割れ壁のデザインができます!
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