近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
MENUメニュー

匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「漆喰をお探しですか?」の記事一覧

2020/05/23(土曜日)漆喰は、土蔵や土塀の補修だけじゃない!コンクリートと島かべ漆喰・・・

土蔵や土塀だけじゃないコンクリートに島かべ漆喰を塗ろう!


というわけで・・・
先日コンクリート面に漆喰を塗っている現場を見せて頂きました。

コンクリート面は、意外に漆喰向きな下地ではないでしょうか⁉

とにかく頑丈で動かない・・・構造クラックが起きにくいなど一見漆喰と相性が悪そうだけどそうでもない。
下地材の進化によりコンクリート面への城かべ漆喰施工は、昔より安心して進められるようになってきました。

大きな現場では、お城や美術館などコンクリート躯体で大阪城なども当然コンクリート、そんなコンクリートの大きな現場での採用実績が高いのが島かべ練り漆喰

島かべが選ばれている理由を考えると・・・
①通常の漆喰より水持ちが良く、鏝滑りが良い・・・塗りやすい!
②厚塗りが可能で以外に塗付けが容易!
③練り漆喰なので混錬時間が短縮できる!・・・大量に材料が必要な現場では優位ですよね!
④純白で美しい!・・・漆喰はすべて純白です!
⑤長時間押さえることが出来る!・・・大壁などではこの特徴は重要です!

 

 

そんなコンクリート躯体への漆喰をより良好にさせているのが、下地材の漆喰ベース!
漆喰ベースは、コンクリート下地以外にも、古い漆喰の塗り替えやモルタルへの漆喰塗りに最適な漆喰専用下地材です。

 

コンクリート下地への島かべしっくいを検討中のお客様は、漆喰ベースをお勧めします!

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

2021/09/01(水曜日)最近の漆喰!パターンは出来るがフラット仕上げは出来ないもの多くないですか?

バリエーションが増えましたが、やはり漆喰の魅力はフラット仕上げ!


 

洋風建築の外壁にも漆喰が使われるようになりました。しかし、日本の高温多湿の雨が多い環境ではカビや汚れの問題が多く発生します。

お洒落なパターン仕上げにしたいけど、残念ながら従来の漆喰では汚れやカビが発生しやすくなってしまいます。

そこで、各社様々な対策でカビや汚れ対策を漆喰に施し性能は向上しましたが、残念ながら昔ながらの漆喰「フラットな押さえ」が出来ない製品ばっかりになってしまいました。

 

雨やカビに強いニュータイプの漆喰

そんなパターンでも撥水や防カビに高い性能を発揮する漆喰「リライム」を発売。

もちろん、当初はパターンしっくい専用として洋風建築にお勧めしておりましたが、意外に需要が多いのがフラット仕上げでした。

リライムでフラットな押さえが出来るの?そんな疑問に今回は回答致します。

外壁リフォームに「リライム」と下塗りに「リライムベース」を使用!

今回お邪魔した現場は、住宅のリフォームの現場で、外壁の古くなった漆喰の塗り替えです。
古くなった漆喰の塗り替えには、今回リライムベースを使用頂いております。

もちろん、古い漆喰が浮いたり、割れたりが無くしっかりしていることが前提です。

リライムベースは、ローラーや刷毛で塗れるシーラー系下地材!

≫リライムの施工要領はこちらからご確認下さい。

リライムは、フラットな押さえ仕上げが可能!

通常、パターン仕上げの漆喰は押さえが出来ないものが多いですが、リライムは高い撥水性能、抗菌性能、防カビ性能、付着力がありながらフラット仕上げが可能です。

カビの生えた漆喰面などの外壁リフォームにお使い下さい

リライムとリライムベースを使えば、塗り替えも簡単に行えます。

外壁の塗り替えや土塀や土蔵などの改修にも、カビや汚れに強い漆喰、リライムがお勧めです。

 

漆喰のことならご相談ください!

2023/12/01(金曜日)黒漆喰 施工方法|黒漆喰をうまく塗る方法

真っ黒に仕上がる漆喰

 

弊社製品の中でもお問い合わせが上位にくる製品、「壁用黒漆喰 島かべ瑞黒」

施工方法は2種類あり商品説明書や動画で紹介させて頂いています。

 

 

ここでは開発やサンプル作成の立場から、よりくわしくご説明します。

まず瑞黒は、「誰が塗っても真っ黒に仕上がる」というコンセプトになっています。
従来白色の漆喰を真っ黒になるまで着色する手間、さらに漆喰は白華し、色ムラが非常に出やすい性質があるので、それらを解消する為にノロ掛け(超うす塗り)仕様の黒漆喰材料にしています。
その為、材料自体は乾燥が早く通常の漆喰のような感覚とは少し違った施工感となります。

 

施工箇所 塗る壁の広さと人数の確認!

 

瑞黒を塗る上で重要なことが施工箇所だと思います。

①真壁なのか、大壁なのか?

②1枚の壁の㎡数はどれくらいなのか?

③㎡数に対して施工する人数は何人なのか?

上記のような事を加味して施工方法を決めて下さい。
真壁で1枚1枚仕上げていけるなら、追っかけ施工がやりやすいでしょうし、大壁で面積が広い場合は、下地の漆喰を乾かさないと物理的に無理だと思います。
その現場に合った施工方法を選択すれば色ムラなどのリスクは格段に減ります。

次に、2種類の施工方法の注意点の違いですが

 

①追っかけ施工の場合
下地の漆喰から水が上がってくるので鏝伸びが非常に良く作業性が抜群にいいです。注意点は下地の漆喰が2ミリ以上ぐらいの厚みだったり、砂漆喰からの追っかけ施工だったりすると、必要以上に水が下地から上がってくる状況になり、押さえきれないと表面に光沢が出たり、部分的な白華(色ムラ)の原因になります。

下地の漆喰を1~1.5㎜ぐらいにして瑞黒を塗りつけて波を消し、1回程度軽く押さえるぐらいで仕上げた方がいいと思います。
※下地から水が上がってくる限り押さえ続ける事が出来ますが、壁面全面が同時に乾く事は無く、部分的な押さえとなると磨き壁をするようなよほどの熟練の技術が必要になってしまいます。

 

②下地の白漆喰を乾かして、シーラーを塗り乾燥した下地の場合
シーラーの塗り方や濃度に大きく影響されます。シーラーの塗り重なった部分と1度塗りの箇所の水引きが変わったり、追っかけ施工に比べ乾燥が早いと思います。
注意点は白の漆喰でも一緒ですが、乾燥が早すぎるとドライアウト気味になり、乾いた後に手に黒くついてしまいます。

そうならないように、必ず下地の白漆喰に「島かべドライストップ」の3倍液を使用し、縦横斜めに万遍なく塗りつけ出来るだけムラ引き(ムラ乾き)しないようにシーラー施工をして下さい。
もしくは、瑞黒1回目を塗りつけてから、なるべく早く2回目の瑞黒を塗ると追っかけ施工のようになりドライアウトはおきません。

難しく書きましたが、理屈が分かって施工すれば私のようなド素人でも上手く仕上げることができたので、ご参考にして下さい。
特に冬は乾燥スピードが遅くなるため、白華しやすい季節です。気温や天候には充分気を付けて施工お願いいたします。

DSC0968[1]

zuiguro2[1]

匠に役立つ塗り壁ブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ