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「お勧め製品ご紹介!」の記事一覧

2018/03/20(火曜日)土壁をいつまでも美しく!

この度発売して、おかげさまで反響の多い土壁用撥水剤「土守(つちもり)」
多くの方が悩んでたんだなぁと実感しました。

ここで土守の特徴と注意点をご紹介します。

特徴①:塗った感がほぼ分からない
折角土壁の質感や色合いが好きで塗っているのに、撥水剤で意匠を変えてしまうのは元も子もありません。土守は比べて良く見てこそ塗ったかなとわかる程度で全面塗っていると、何か処理しているなとは分かりません。
特徴②:撥水力が強く、撥水期間が長い
撥水剤をしても2~3年で撥水効果が無くなりメンテナンスをしていてはランニングコストが大きくかかります。土守は通常は扱いが難しいフッ素系での撥水剤での商品化に成功しましたので撥水力もあり、効果期間も通常の条件下では10年以上の効果があります。
特徴③:土壁の性能を損なわない
ペンキ等と違い完全に造膜するわけではないので、土壁の調湿機能等の性能を損ないません。

注意点:吸い込みが激しい下地にはいくらでも入り込んでいきますが、塗布量は守ってお使い下さい。塗布量が多すぎると塗りムラが発生したりします。又、塗布量が多いからといって撥水力や撥水期間が変わる事はありません。

実際に実物を見てみたい方は少量現物サンプルをご用意しますし、実際に水をかけて確かめたい方は塗り比較見本をご用意していますのでお問い合わせをどうぞ!
土守のサンプルを見てみたい方はこちらから・・・
土守の商品情報はこちら・・・

土壁の街並み等も多いので、適切に保護して日本の伝統、文化の保護に役立てばうれしいです。

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2018/03/15(木曜日)瑞黒(壁用黒しっくい)の下地作成

当社壁用黒しっくい「城かべ瑞黒」は塗り付けし、乾燥後もグレー色にならず、つや消しのマットな真っ黒に仕上がるのが特長です。気候が暖かくなり、黒しっくいのお問い合わせがお客様より増えてきたので、今月は「城かべ瑞黒」の施工要領動画を撮影することに決まりました。その瑞黒の下地となる、「城かべ漆喰」の押さえ仕上げ(フラット)を本日は作成しました。
20180310_141524 20180310_141558
「城かべ瑞黒」はノロ掛け仕様の黒しっくいで塗り厚が0.5㎜厚と非常に薄いため、下地が少しでも凸凹しているとその凸凹が仕上げ表面に出てきていまします。ですので下地は「城かべ漆喰」を押えて仕上げたツルっとした表面の上に瑞黒を施工するときれいに仕上がります。
瑞黒の施工は「城かべ漆喰」への追っかけ塗り(城かべ漆喰が半乾きの状態の上に塗る)もできますし、「城かべ漆喰」を押えて仕上げて完全に乾かし、その後「城かべシーラー」塗布でも施工できます。
施工要領なのでこの2通りどちらもご紹介させていただくため、今日は「城かべ漆喰」の押さえ仕上げの下地を塗りました。乾燥後、「城かべシーラー」塗布の施工要領動画撮影用の準備です。
動画は完成次第YouTubeにアップするのでみなさんお楽しみに!!
HP荷姿[1]
城かべ瑞黒くわしくはこちら・・・
城かべ瑞黒のお問い合わせはこちらから・・・

 

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2018/02/21(水曜日)三和土(たたき)現場に立ち会いました。

弊社の売れ筋商品でもある「重吉たたき」を施工するというので現場に立ち会いました。
なぜ重吉たたきを選んだのですか?とお聞きしたところ・・
「40㎡弱あるけど、工期があまり取れないので、人が乗れるまでが早くて次の作業への支障があまりないから」
「4センチの施工でいいから乾燥も早いし」
「ツルっとした仕上げにしないといけないんだけどツルっとしてもわらすさが入ってるから意匠的にもいい」
等々のお声を頂きました。


さて施工です。
通常はバッサ状態にしますが、ツルっとした表情にする為、事前に試験して既定の水量よりも倍程度水量を多くして施工します。


均した状態です。
このまま軽く叩いて不陸を調整していきます。職人さんは写真右に見えるような木製の木槌を作っていましたが、やわらかめの材料だと木側に材料がくっついてボコボコしてしまいます。
そこで弊社が持参してた鉄製のたたき鏝を試してもらったところ、「これいいねえ、力が要らないしやっぱりこれぐらいの厚みがいるよねぇ」「アマもすぐ浮いてくるしやりやすい」とおっしゃってました。
«たたき専用たたき鏝はこちら・・・


やわらかめの材料でいくと最初からある程度材料が密になっているため、バサバサ時よりも叩く労力が違います。
こういった床下も塗りつけるような感覚で施工が進んでいきます。


お昼前等に塗りつぎが発生する場合は斜めに切っておいておき、続きに施工して表面を馴染ませていきます。
まっすぐ切ってしまうとクラックが入りやすいんですねぇ。


いい感じに仕上がりました。
古代漆喰で修復した竈ともマッチしていい感じ!
今回は仕上げの意匠上、拭き取りは無しですが、拭き取る場合は数時間後、スポンジ等で拭き取れば完成です。翌日に拭き取りしたい場合はシート養生などであまり早く乾燥しないようにすると可能です。
たたきは中々施工が手間で工期や金額等使用しにくい事もあるかも分かりませんが、重吉たたきは本物の無我しながらの材料でありながら工夫し色々な施工方法に対応出来ますので、是非皆様ご相談下さいね!
又、この物件の完成写真は乾燥硬化後にお邪魔して皆様に見て頂きたいと思います。
«重吉たたきはこちらから・・・

 

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