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「お勧め製品ご紹介!」の記事一覧

2018/04/11(水曜日)壁用撥水剤のまとめ!

漆喰や土壁の長期的な保護の為、様々な撥水剤を販売してきました。
新たに機能を付与しモデルチェンジを行いながら、この4月から5種類のラインナップでおすすめさせて頂いています。
一つの撥水剤で全てに対応出来ればいいんですが、撥水させる材料の特性も違う為中々難しく今後の研究課題でもあります。
hassui

そこで今回は5種類の撥水剤のまとめをご紹介します。

①城かべ撥水剤
用途:白色の押さえ漆喰やパターン漆喰に。
特徴:乾燥すると塗った感が分からなくなりますので、漆喰本来の表情のまま保護します。さらにカビや藻に対して有効な抗菌剤も配合していますので白漆喰を長期間美しく保ちます。
注意:色漆喰の二次白華防止にはなりません。
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②プロテクターEx
用途:色漆喰が二次白華で色褪せない為に。
特徴:折角塗った色漆喰も雨がかかれば遊離石灰が表面に出て白く色ボケしてしまいます。表面に膜を張り漆喰に水が浸入することを防ぎ色漆喰をいつまでも輝かせます。
注意:表面に膜を張る特性上、光沢が出てしまいますので、サンプル等でお施主様の理解の上ご使用下さい。
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③プロテクターB(ブラック)
用途:白華した黒漆喰や、真っ黒にし維持したい箇所に。
特徴:撥水剤に黒色の着色材を均一に溶かし込み、真っ黒のまま長期的に撥水します。細かい粒子が入ることにより光沢もなくマットな仕上がりになります。
注意:刷毛、ローラーで施工しますが、出来るだけフラットにする為、塗装の仕上げ用の道具をお使い下さい。
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④しっくいガード
用途:汚れた白漆喰を塗り替えず保護したい箇所に。
特徴:撥水剤に白色の着色材を溶かし込み漆喰の白色に合わせた撥水剤です。下地の汚れを隠蔽し長期的に撥水します。
注意:すすやカビはしっくいガードの一度塗りでは透けて見えてしまうかも知れません。適切な下地処理後、白色のシーラー下地材のリライムベースと併用することで下地の汚れを隠蔽します。
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⑤土守(つちもり)
用途:土壁の雨がかりからの保護に。
特徴:雨や水がかかると流れてしまう土壁を表情を変えずに保護します。
注意:土壁は施工厚がかなりバラバラですので、浸透度合により施工㎡数が大きく変わります。
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※余談で共通した施工方法
住宅等に撥水剤を塗る場合、上から施工すると、撥水剤が垂れてしまった場合にまだ撥水されてない個所に雨垂れのようになってしまいます。乾いてしまうとその垂れ跡部分には撥水剤がのらなくなり目立ってしまいます。すぐ拭けば大丈夫ですが、現場ではそういうわけにはいきません。
ですので撥水剤を施工される際は、出来るだけ下から施工をお願いします。撥水剤が乾燥しているところに垂れても拭き取れば簡単に取れます。

 

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2018/04/04(水曜日)黒漆喰「瑞黒」をムラなく仕上げる為には?

弊社製品の中でもお問い合わせが上位にくる製品「瑞黒」。
施工方法は2種類あり商品説明書や動画で紹介させて頂いています。

«瑞黒の商品紹介はこちら・・・(動画もありますよ)
«瑞黒についてのお問い合わせ、塗り板サンプル依頼、現物サンプル依頼はこちら・・・

ここでは開発やサンプル作成の立場からより詳しくご紹介します。
まず瑞黒は誰が塗っても真っ黒に仕上がるというコンセプトになっています。
従来白色の物を真っ黒になるまで着色し、さらに漆喰は白華する性質があるので、それらを解消する為にノロ掛け仕様の黒漆喰材料にしています。
その為、材料自体は乾燥が早く通常の漆喰のような感覚とは少し違った施工感となります。

瑞黒を塗る上で重要なことが施工箇所だと思います。
①真壁なのか、大壁なのか?
②1枚の壁の㎡数はどれくらいなのか?
③㎡数に対して施工する人数は何人なのか?
上記のような事を加味して施工方法を決めて下さい。
真壁で1枚1枚仕上げていけるなら、追っかけ施工がやりやすいでしょうし、大壁で面が大きい場合は下地の城かべを乾かさないと物理的に無理だと思います。
現場現場に合った施工方法を選ばれればムラ等のリスクは格段に減ります。

次に、2種類の施工方法の注意点の違いですが
①追っかけ施工の場合
下地の城かべ漆喰から水が上がってくるので鏝伸びが非常に良く作業性が抜群にいいです。注意点は下地の城かべ漆喰が2ミリ以上ぐらいの厚みだったり、砂漆喰からの追っかけ施工だったりすると、必要以上に水が下地から上がってくる状況になり、押さえきれないと光沢だったり部分白華の原因になります。
下地の漆喰を1~1.5㎜ぐらいにして瑞黒を塗りつけて波を消し、1回程度軽く押さえるぐらいで仕上げた方がいいと思います。
※下地から水が上がってくる限り押さえ続ける事が出来ますが、壁面全面が同時に乾く事は無く、部分的な押さえとなると磨き壁をするようなよほどの熟練の技術が必要になってしまいます。

②下地を乾かしてシーラーを塗り乾燥した下地の場合
シーラーの塗り方や濃度に大きく影響されます。シーラーの塗り重なった部分と1度塗りの箇所の水引きが変わったり、追っかけ施工に比べ乾燥が早いと思います。
注意点は白の漆喰でも一緒ですが、乾燥が早すぎるとドライアウト気味になり、乾いた後に手に黒くついてしまいます。そうならないように必ず城かべシーラーの3倍液を使用し、縦横斜めに万遍なく塗りつけ出来るだけムラ引きのしないシーラー施工をして下さい。もしくは1回目を塗りつけてからなるべく早く2回目の瑞黒を塗ると追っかけ施工のようになりドライアウトはおきません。

難しく書いてしまいましたが、理屈が分かって施工すれば私のようなド素人でも上手く仕上げれますのでご参考にして下さい。

2018/03/27(火曜日)これを持っていれば漆喰仕事も安心!!

漆喰のクラック補修パテ「ヒビキエール」便利なので手元に置いておこうとお持ちになっているお客様が増えました。
漆喰はみなさんもご存じのとおり自然素材で健康、安心な壁材なのですのが、自然素材ゆえの弱点もあり、乾燥すると硬く元の岩(石灰岩)に戻ろうとする性質があり、弾性力がありません。ですので構造が動くと漆喰壁はそれに追随できないためクラックが発生してしまします。
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逆に言えば仕上げが漆喰壁の場合は下地を動きにくいよう丁寧に作るという事が非常に大切だという事ですね。
そんなクラックを簡単に補修できるのが「ヒビキエール」です。
ヒビキエールweb用写真-2[1]
特に漆喰壁をよく塗られている左官さんには好評で、ひとつ手元に置いてあれば安心だねと言っていただきます。チャック付きポリ袋入りで余った分もそのまま保存でき、袋のチャックをしたままよく揉んでいただければ再度すぐご使用いただけます。漆喰仕事で施工後のクラックが不安だなぁ~とお考えの方は持っていれば安心ですよ。
ヒビキールくわしくはこちらから・・・
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