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2022/03/30(水曜日)自由に着色できる塗り壁材料!|左官仕上げ

漆喰や土壁、様々な塗り壁を着色できます!

塗り壁の大きな特徴に、「自由に色を付けることができる」と言うのがあります。

ビニールクロスや外壁のサイディングなど、コストの面から新築の住宅に多く使われてきました。

ですが、クロスやサイディングは既製品のデザインから選びますよね。

塗り壁は違います!好きな色に着色でき、立体感のある模様にできるのでデザインに優れています。

このように着色できる塗り壁材料を、今回はご紹介いたします!

 

どんな塗り壁に着色できる?

 

塗り壁にはどんな種類があるのか?例えば漆喰や土壁、他にも珪藻土やモルタルなど様々。

特に、漆喰やモルタルは強アルカリ性で、無機顔料の着色材(顔料)でないと色が変色してしまいます。

なので、無機顔料であれば漆喰や土壁、モルタルなど様々な塗り壁に使用できます。

 

実際に着色された塗り壁デザイン

 

〇グレーのムラでクールでオシャレなデザイン

このデザインは当社の着色材配合済みの漆喰「カラー漆喰」を使用しました。

カラー漆喰の「ホワイト」と「ダークグレー」でデザインしています。

>>水で練るだけの「カラー漆喰」の詳しい商品ページはこちらから

 

〇版築土塀風の土壁デザイン

地層のような版築土塀をイメージしてデザインしました。

着色材を配合した土壁仕上げ材「塗ってくれい」を使用しています。

色が違うものを使うことによって、層のように見えるデザインです。

>>6色のバリエーションがある土壁「塗ってくれい」の詳しい商品ページはこちら

 

〇外壁に使える雨に強い土壁風仕上げ

土壁は雨に弱いため、あまり外壁には使用されません。

ですが、外壁に強い白い塗り壁「キープウォール」に土色の着色材「壁カラー 土色」と藁を混ぜることで、本物土壁風の仕上げになります。

この土壁風の仕上げであれば、外壁で安心して使える性能があります。

>>雨に強い外壁塗り壁材「キープウォール」の詳しい商品ページはこちら

>>土色の着色材「壁カラー 土色」の詳しい商品ページはこちら

 

これらのデザインのように、漆喰や土壁、モルタルなど様々な塗り壁材料が着色できます。

着色された塗り壁で、様々なデザイン壁ができます。是非、お試しください!

 

塗り壁の着色に関するブログは下記のバナーをクリック!

 

着色した塗り壁をする場合の注意点!

 

塗り壁に使う着色材はどんな材料?

 

塗り壁の着色(色出し)試験の方法

 

2022/03/28(月曜日)荒壁土と中塗り土の違いは?

 

どちらも土壁ですが塗り厚と使用場所が違います


 

土壁に使う「荒壁土」と「中塗り土」の違い何か?についてご説明します。

【荒壁練り土】竹小舞下地に塗る土壁で、練り状で袋詰めしてあるのですぐに使え、荒すさと混ぜ合わせて使用する練り土

まず「荒壁土」は割れ防止ための稲藁をぶつ切りにした「荒すさ」と混ぜ、土壁の下塗りに使用します。この壁を荒壁と言います。

荒壁は、竹を格子状に編んだ「小舞下地」と呼ばれる下地に40~50㎜程の厚みを付け、塗っていきます。なので荒壁土は中塗り土と比較すると、非常に粗い骨材(砂利のようなもの)が混ざっています。

このように厚く塗る荒壁には、昔から伝統的な工法があります。それは荒壁土と荒すさを混ぜ合わせて練った後、長期間保管し熟成させる「腐り土」と言う工法です。

「腐り土」にすることで保水性が上がり、塗る時の作業性が良くなり、接着力も上がります。また、「腐り土」はより固くなり、強度も上がると昔から言われております。
ちなみに乾燥すると下の画像のように割れが発生します。田んぼが乾いたときのような状態です。田んぼも素材は土ですからね。

 

次に「中塗り土」は土壁の下地の荒壁とは違い、土壁の中塗りに使用します。

文字通り中塗りは、上塗りと下塗りの間の工程です。中塗り土は下地の不陸(凸凹)を平らにするために塗ります。

荒壁乾燥後の写真をご覧いただいても分かる通り、ひび割れが入り、表面も凸凹しています。そんな荒壁表面を平らにするために中塗り土を塗るということですね。

平らにすると上塗り作業が非常に楽になります。中塗り土が乾燥した表面は下の写真です。

荒壁の表面と全く違いますよね?これだけ平になったら仕上げ塗り(上塗り)が非常に楽になります。

なので下地の荒壁とは違い、約10㎜程度厚みで施工します。このため中塗り土は荒壁に比べると塗りやすいです。

あなたはが求めているのは、必要なのは荒壁土ですか?中塗り土ですか?塗り厚や、どの部分に塗りたいのかでご選択ください。

2022/03/26(土曜日)土間たたきに欠かせない「にがり」|おすすめ2選!

土間たたきに使用する「にがり」を使い分け!

 

日本の伝統「土間たたき」には欠かせないアイテム、「にがり」。

土間たたきは、「土」と「石灰」と「にがり」で固め、コンクリートやアスファルトの無い時代から長く続く土間材料です。

そして今回ご紹介する、土間たたきの必須アイテムが「にがり」です。

 

土間たたきに「にがり」はなぜ必要なの?

 

 

にがりを使う理由は3つあります。

 

1つ目

増粘性があってたたき締める工程で強度がでやすい。

2つ目

たたきは、表面が乾燥すると強度が弱くなり、ボロボロしてしまいます。

ですが、にがりは吸湿性があるので表面の強度が、保たれやすくなります。

3つ目

凍結を防ぐ。にがりは塩分なので雪道に道路をまくのと同じで、たたきの凍結を抑える作用があります。

たたきは、表面が凍ったり、溶けたりすることで強度が弱くなり、表面がボロボロします。

これらの3つの効果がある「にがり」は、土間たたきに欠かせないんです。

 

土間たたきにはどんな「にがり」を使う?!

 

当社オンラインショップ「SHIDO」では、このにがりをお客様のニーズに合わせ2種類準備しております。

〇天然にがり

当社の「天然にがり」は、文字通り100%海水からできた天然のにがりになります。

地元淡路島の海水を使用し、薪釜で炊き上げています。

天然にがり

〇粉末にがり

粉末にがりは、粒状に加工されており保管がしやすい商品です。

実際に使用する際は、水に溶けやすいので簡単に使うことができます。

使用方法は、重量比で、粉末にがり5㎏:水5kgになります。

粉末にがり

 

土間たたきに使用する2種類の「にがり」用途によってお使い分けください!

 

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