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「漆喰をお探しですか?」の記事一覧

2021/09/28(火曜日)漆喰はなぜ練り置きする?

漆喰は練り置きすると塗りやすくなるから!


「島かべ練り漆喰」は、塩焼き消石灰・貝灰・麻すさ・海藻糊炊き糊を配合した本格的な文化財におすすめする伝統製法の漆喰壁です。

 

>>島かべ練り漆喰のご購入はこちらから

 

「漆喰は練り置きするといい!」と聞いたことがあります。

以前、調べた「荒壁土」の練り置きと漆喰の練り置きではどう違うのか調べてみました。

 

≪荒壁土の関連ブログは下記から

 

まず漆喰には糊が使われています。この糊が練り置きすることで水を吸い膨張します。

この膨張で糊の保水力が上がり、鏝滑りが良くなります。要するに作業性が良くなると言うことです。

もうひとつ作業性が良くなる理由があります。漆喰にはつなぎ材として、麻すさ(麻繊維)が入っております。この麻すさが練り置きすることにより、水分を吸い込み、塗った時、漆喰の中に沈み込みやすくなります。なので、ひっかかりがなくなり、スムーズに鏝が滑るようになります。

以上のような理由から漆喰は練り置きすることにより、作業性がグンと上がるのでおすすめしております。

 

漆喰のことならご相談ください!

2020/10/14(水曜日)島かべ砂漆喰(中塗り漆喰)の役割とは?

漆喰中塗りの役目


 

みなさんもご存じだとは思いますが、特に外部に漆喰を施工する場合、島かべ砂漆喰(中塗り漆喰)を塗り付け、その後追っかけ(砂しっくいが半乾きの状態)で上塗り漆喰を塗るようにと親方などに教わったのではないでしょうか。

この島かべ砂漆喰(中塗り漆喰)を施工するのにはどんなメリットがあるのでしょうか?



≫既調合中塗り漆喰(砂しっくい) 島かべ砂漆喰くわしくはこちら・・・

①上塗り漆喰より厚く塗れるため、下地モルタルや石膏プラスターなどの不陸調整がしやすく、上塗り漆喰に適したフラットな下地を作りやすくなる
②モルタルなどに塗ることで下地の動きを上塗りに伝えにくい緩衝材になり、クラック抑制になる
③追っかけで上塗りすると水持ちが良く、いつまでもノロが浮き、鏝押さえ回数が増え、上塗り漆喰の表面強度を上げることができる
④漆喰壁の塗り厚が厚くなるため、漆喰の中性化を遅め、漆喰の耐久性が上がる

以上のような役割があります。
ただし、追っかけ塗りのタイミングは難しく、早すぎると中塗り漆喰の砂が上塗り漆喰の表面に出てきたり、逆に遅すぎると水引きが激しくなり上塗り施工時、気泡が出たりします。

また近年は建築様式も変わり、昔のように施工面積の小さな真壁ばかりでなく、面積の広い大壁が増えてきており、左官さん不足により、ひとつの現場にそれほど人数をかけれないなどの問題も出てきおり、ますます追っかけ塗りでの上塗り施工が難しくなっております。

そんな場合は無理をせず、中塗り漆喰の変わりに下地材「漆喰ベース」を塗り、乾燥後上塗り漆喰を塗ってください。言いかえるならば現代版砂しっくいが「漆喰ベース」でしょうか。

≫下地材 漆喰ベースくわしくはこちら・・・

中塗り漆喰工程は上塗り漆喰を綺麗に、美しく仕上げるためにも重要になります。施工ポイントとして抑えておいてください。

漆喰を綺麗に仕上げる下地材について気になる方はお問合せ下さい!

2021/11/27(土曜日)表面がザラザラの漆喰(しっくい)はできる?砂漆喰仕上げ


砂の入った漆喰で表面がザラザラした仕上がりになります!


突然ですがみなさん、漆喰と言えばツルっとした表面が印象的ではないでしょうか?

ですが、お客様から「表面がザラっとした漆喰を考えていて、骨材(寒水石)を混ぜたい」そんなお声をいただくことございます。

確かに、上塗り漆喰に寒水石など骨材を追加で混ぜれば、表面がザラザラに仕上がり、今までの漆喰とはイメージが違う仕上げができます。

実は骨材を入れる=砂漆喰(中塗り用漆喰)と同じなんです!

なので寒水石を混ぜなくても、砂漆喰で仕上げ塗りを行えばザラザラした表面の仕上げはできます。

【島かべ砂漆喰】は、既調合の砂漆喰で水で練るだけですぐに使えます。

 

漆喰に骨材が入るだけで普段のしっくいとはまた違う、洋風イメージになるので砂漆喰仕上げも良いと思います。

もちろん塗り方もさまざまなパターン(意匠)を選択できます。

漆喰の表面を粗く仕上げたいときは、砂漆喰をぜひご利用ください

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