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2018/07/19(木曜日)真砂コンはこんなこともできるんですよ

ブログをご購読頂いている皆さん、最近重吉たたきやウルトラソイルばっかりでこの商品の事忘れていませんか?
当社にはもうひとつ土間材料があります。そうです。「真砂コン土間仕上げ」です。

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真砂コン土間仕上げは、真砂土(花崗岩が風化した山土)を、少量のセメントを混ぜ合わせるだけで固まり、土系舗装材料です。
以前には、この土が固まる仕組みを利用して「版築土塀」なども作りましたが、かれこれ3年以上経過しましたが問題ありません。
≫真砂コン版築土塀施工要領はこちらから・・・

さて、本題ですが今回は真砂コン土間仕上げを使って日干し煉瓦作りに挑戦です。
日干し煉瓦は、荒壁粘土などを型枠に入れ、乾燥させ作りますが、いかんせん乾燥に時間がかかりすぎます。
その点、真砂コンを使えば土の日干し煉瓦の風合いを残したまま、乾燥が速くすぐに型から抜けるので日干し煉瓦のような量産にはもってこいです。

まずは、材料ですが・・・主材は真砂土です。

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真砂コン土間仕上げの良い所は土を選ばないと言うことです。
通常の真砂土であれば問題ありません。

次に真砂コン液!これが重要ですね・・・通常「土」と「セメント」は長期では硬化しません。なぜなら風化してボロボロになってくるからです。
しかし、この真砂コン液を入れることで風化を防止!長期的に安定し強度も増します。すごい!

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そしてセメント!セメントは通常の普通セメントでまったく問題ありません。

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これ以外にオリジナルで顔料を入れることは可能です。今回は、「真砂コンカラー(黄)」を利用しました。

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また、今回は日干し煉瓦の雰囲気をよくするために「荒すさ」も入れました。

そして混錬です。

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型枠はお好みです。本当は型枠合板のほうが抜きやすくていいのですが、手間なので貫板を使いました。

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良い感じですね・・・あまり柔らかすぎると時間がかかるので、少し硬めに練りました。

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型から抜いて乾燥・・・1日干せば手で持てるくらいには固まります。
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花壇や塀などでデザインに使う場合は、翌日にでも表面をワイヤーブラシで擦って余分なすさをバーナーで炙ればより一層良い感じ、真砂コンとは思えない本物の日干し煉瓦の出来上がりです。

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この度は日干し煉瓦を作りましたが、真砂コン土間で施工した当社駐車場は15年たった今現在も草も生えていませんよ。

≫真砂コン土間仕上げの簡単お問い合わせはこちらから・・・

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2018/07/12(木曜日)硬くてボロボロしない土間たたきに洋風カラー登場‼

硬くてボロボロしない土間たたき「ウルトラソイル1㎡セット」について再度くわしくその特長をご説明させていただきます。

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特長①:コンクリート、モルタル下地に施工ができる!
従来の昔ながらの土間たたきでは施工ができなかったコンクリート、モルタル下地に施工ができます。これにより土間たたきをご提案できる施工個所が増えました。

特長②:施工方法はモルタル鏝塗り!
昔ながらのたたきはその名の通り木槌やたたき鏝を利用し、トントンたたき締めて施工する方法なので、一日に施工できる面積はどうしても少なくなります。しかし、ウルトラソイルはたたきでありながらモルタル鏝塗り工法なので施工手間が減り、施工できる面積が増えました。

特長③:土間たたきなのに高強度!
従来のたたきは施工後、人が常時歩く個所などは、年月が経つにつれ少しずつですが表面が削れてきます。ウルトラソイルは高強度を実現し、駐車場にも使用できます。施工後の表面の削れは心配ご無用です。

以上のような特長が有り、当社でも人気が高い商品でご採用いただいたお客様より「和風カラーだけじゃなく、洋風のカラーも出してよ。もっと使いやすくなるよ」という声を多くいただき、洋風建築にも使いやすい真珠(白)と珊瑚(赤)、薄墨(グレー)3色を新しく追加しました。これでカラーは全6色です。

 

2018/07/10(火曜日)真砂コン土間仕上げの性能

今回は真砂コン土間仕上げの主な特徴をご紹介致します。

①80パーセントが自然素材の真砂土の為、風合いが土に近い!
土舗装は土に近づけていけばいくほど強度が落ちていきます。セメントと土だけでも最初は固くなりますがすぐに風化してボロボロと削れだします。
真砂コン液を使用することで、土とセメントの結びつきを長期間強くし、駐車場にも使用出来る強度を維持し続けます。

②勿論、雑草は生えません!
土舗装をお探しの方で、雑草が嫌だからというお声もよく聞きます。ボロボロと取れ出した土舗装は強度が無く雑草が突き抜けてくることもありますが、真砂コン土間仕上げは土とセメントの繫がりが強固でコンクリートみたいになる為雑草が生える心配はありません。

③吸水する為、水たまりが出来ません!
主成分が土である為、雨が降っても打ち水をしても水が浸透していく為、水たまりが出来ません。水が浮いている面では車でも人でも危ないですが真砂コンは水がすぐに浸透していくのでその心配がいりません。

④表面の温度がコンクリートと比べかなり抑制されます!
主成分の土の性能でコンクリート舗装ほど地表の温度が上がりません。真夏の暑い日に駐車場の車に乗った時などは温度の違いがすぐに分かるかなと思います。
※簡単な実験をしてみました。
地表から1.2メートル地点の気温が33.4℃でした(だいたい気温は1.2~1.5m地点で計ります)

次に西日がたっぷり当たっているコンクリートの地表温度を計測しました。

43.5℃ですね。もう真夏かと思うぐらいの暑さです。

最後に同条件の真砂コン土間仕上げの温度を計測しました。

36.2でした。暑いですがコンクリート舗装と比べると7℃以上も違います。土の機能を実感します。
このように地面の温度が上がりにくいのも真砂コン土間仕上げの大きな特徴です。

少しでも真砂コンが気になった方は
カタログや現物見本をお送りしますので下記よりお問い合わせ下さいませ!

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