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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2017/02/15(水曜日)寒い時期の漆喰仕事になりそうです・・

兵庫県豊岡市にある赤木家住宅にお邪魔しました。
ここは砂防の父と言われる赤木正雄様の生家で記念館や展示場も併設されている立派なお宅です。
近くに円山川があり、この川の氾濫を何度も経験し、治水事業に尽力されたと伺いました。

この度、全面ではないですが壁の補修をすることになり工法検証の為にお伺いしたのですが・・・

雪、雪、雪・・・
寒波の影響で降り積もっていました。
屋敷内に入っても・・・ご覧の通り


工務店様に工期をお伺いすると3月いっぱいとの事です。

最終仕上げは漆喰ですのでこういっためくれや浮いている箇所は一度めくって下地からやりなおさないといけません。
荒壁まで見えるでしょうが、土の補強をして新たに荒壁土を塗り付け乾燥させている時間はありません。
ましてやこの雪です。気温も相当低いので乾燥途中の凍てが起こります。

そこで提案させていただいたのが、漆喰蔵直し! カタログはこちらから・・・
荒壁土の代わりに!砂しっくいの代わりに!上塗り漆喰の硬化促進に!
城かべ漆喰に混入し、厚く付けたい場合は軽量骨材を入れ、上塗り漆喰に混入すれば押さえの邪魔はせず硬化促進になりますので、少しでも工期の短縮が望めます。
折角の改修ですから、漆喰に不具合なく美しい姿になっていただきたいですね。

2017/02/10(金曜日)代理店様講習会!

先日は左官組合様の講習会をご紹介させていただきましたが、この度は代理店様の講習会へ行ってきましたのでご紹介させていただきます。
講習会内容はまず座学にて、やはり最近お問い合わせが代理店様にも増えている漆喰のメンテナンスということで、簡単に漆喰壁をリペアーできる「漆喰ガード」をご説明させていただきました。
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その後の実技講習では、1ミリ程度大きさの骨材ならば内外装に使用できる塗り壁が作れる高性能透湿樹脂「パワーサンド樹脂」を利用し、さまざまなものを塗り壁にし、施工していただきました。
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そこでおもしろかったのが参加されていた左官さんが「骨材ならなんでも塗れるなら、これもやってみようや」とたまたまご自身の車に積んでいたもみがらを原料に壁を塗ってみました(^-^)「塗れないことはないが塗りにくい」「それじゃ他の砂みたいな骨材と混ぜて塗ってみんさい」「おぉーだいぶ塗りやすくなった」「もみがらなら原料はただだぞ(笑)」などと陽気な雰囲気の中で実技講習はすすみました。陽気な中にも左官さん達の材料への好奇心や、「この骨材は塗りやすいが鏝波は消しにくい」など研究熱心な職人魂を見せていただいた良い講習会になりました。
ご参加された左官様、代理店様おつかれさまでした(^^)ありがとうございました。
講習会材料 漆喰ガードはこちら…
実技材料 パワーサンド樹脂カタログはこちら…

2017/02/06(月曜日)最近土系材料の話が多かったですが・・・

最近、土系材料の記事が多くて漆喰メーカーとしてはお恥ずかしいですが、やはり冬場の城かべ漆喰はどうしても自信を持ってお勧めできないところもあります。
ただ、この度見せていただいた内装城かべ漆喰は、冬場の施工でもまったくテカリもなく上品に仕上がっていました。

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内装への城かべ漆喰をいつも採用頂いているお客様ですが、ビシッと押さえているわけではないのですが見た目はフラットで、近づくとほんのりパターン仕上げとなっています。

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下地の水引と押さえるタイミングにコツがあるようですが、まさに職人技術!文章では表現できません。
確かにボードベースライトをお使い頂いているので、ボードベースより水は引きます。
そのあたりを上手くコントロールしているようです。

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無垢の木と城かべ漆喰の家は本当に入った感じでも空気が違いますね!

≫ボードベースライトはこちら・・・

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