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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2017/12/06(水曜日)木摺り下地は漆喰の性能をフルに発揮します!

お寺の新築物件があり、訪問させて頂きました。
下地は内装が石膏ボード、外装が木摺りとなっております。
内装

工務店様は以前は城かべ中塗用(砂しっくい)を使用して木摺りの上に漆喰を塗った経験があるのですが、冬場の施工で乾燥も遅いので、打ち合わせの結果、今回は漆喰ドカッと!を使用して頂く事になりました。
砂漆喰より軽く、乾燥も早く、一度に厚付け出来、次の工程までスムーズに進める優れものです。

実際に使用して頂いた左官職人様の感想は・・・
「塗りやすくていいね、厚付けもそうだけど木摺りにしごくような薄塗りも出来て、塗り厚を調整出来るのがいいね」
「大量に使う場合は、練るのが大変なんだけど軽いし、すさが引っ掛からなく練りやすいのが助かる」
とお声を頂きました。

今回は動画での施工要領作成の為に、動画撮影もさせて頂いていますので、編集が終わりましたら皆様にご紹介したいと思います。完成をこうご期待下さい。

«漆喰ドカッとの商品カタログはこちら・・・

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2017/10/30(月曜日)土と漆喰を販売|土壁・漆喰壁のソリューションカンパニー|近畿壁材

土と漆喰の材料はお任せ下さい!


「土漆喰」をご存知ですか?土壁の素朴さと、漆喰壁の高機能を併せ持つ材料です。

土漆喰は、島かべ漆喰などの漆喰壁に、淡路土などの各地の「色土」を色粉(顔料)として混ぜ、色漆喰にした材料です。

漆喰が100%自然素材で安全で安心なことは皆様はご存知だと思いますが、その漆喰に「土」を入れることで土壁のような軟らかい表情と、漆喰の強度をかねそろえたハイブリット漆喰です。

 

現在、総合カタログには載っていない「土漆喰」ですが、現在も受注生産で製造しております。
さて、この度この土漆喰を住宅全面に使う現場があるとのことで見学にお邪魔させていただきました。

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樹脂、ボンドを使わない100%自然素材ですが、もちろん石膏ボードに塗ることは可能です。
しかし、残念ながら漆喰は直接は石膏ボードに塗ることができない為、下地材が必要になります。

土漆喰の下地は何が良いの?

当社でお勧めの下地材は「ボードベース」ですが、「色漆喰」でもある淡路なんばは、下地に少し水が引いたほうが色がそろいやすい特性があるので、この土漆喰淡路なんばには「ボードベースLight」をご提案します。

 

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混練は、水道水で混ぜるだけです。水道水2.7L程度に淡路なんばを入れハンドミキサーで練ります。
コツは、固練りで薄塗りが色ムラも少なく比較的美しく仕上がります。

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今回塗って頂いているのは102番「クリーム」ですが、練るとこんなに色が濃くなります。
発売当初は、現場から練り色があまりにも濃いので色が濃いと電話がかかってきたほどです。
でもご安心下さい、乾燥すれば薄いクリーム色になります。

塗り付けた直前はこんな感じです。

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今日は、天井面施工中ですが、非常に塗りやすく問題ないと左官屋さんからも聞いて一安心です。

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土漆喰は、塗り付けてムラを取り、軽く押さえて波を消します。通常の漆喰のようにあまり強く押さえると逆にムラになるのでご注意下さい。

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今回は、意識的に少し固練りで練って頂いております。
また、練ってすぐよりもしばらく練り置きすることでより塗りやすくなります。

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白く見えているのは下地材「ボードベースライト」です。ボードベースライトは速乾であく止め効果もあるので塗り替えにも利用できます。

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土漆喰淡路なんばは、漆喰でありながら土壁の温かみがあり、日本家屋から洋風建築まで様々な現場に使える漆喰壁です。

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土漆喰についてのお問い合わせは・・・

 

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

2017/10/01(日曜日)こだわりの伝統建築を続けている工務店様一般住宅の現場へ

前回のブログでもご紹介させていただいたこだわりの伝統建築をなさっている工務店、愛媛県今治市の小林建工様。専務様がわざわざ施主様にかけ合ってくださり、ご厚意で一般住宅の現場も見せていただくことになりました。ありがとうございます。
>>こだわりの伝統建築 愛媛県今治市 小林建工様ホームページはこちら・・・
こちらの住宅もお寺の現場同様、古代漆喰上塗用で仕上げていただいております。木に自然塗料で黒く色を付けており、漆喰の白とよく合いますね。それにしても小林建工様がご使用している木材はすごいですね!これだけりっぱな木材はなかなか一般住宅の新築現場では拝見しません。こだわりがこんな部分からもうかがえます。
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もちろん下地は木舞荒壁です。完成現場なので施主様がお住まいになられていましたが、施主様も大変満足しているとおしゃっていました。その証拠に実はお隣に施主様のお父様、お母様の住宅を現在新築で小林建工様が手掛けております。やはり下地は木舞荒壁!小林様にとっては当たり前なのでしょうが、住宅の新築現場では本当に見る機会が少なくなっております。
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施主様とお話させていただいた時に木と土と漆喰の家を選んだ理由をお聞きしました。奥様しかいなかったのですが、ご主人様が非常にこだわりがある方で小林建工様にお願いする事になったそうです。また、以前は社宅にお住まいになられていたそうですが、洗濯物を室内に干した時嫌なにおいがしていたそうです。それがこちらにお住まいになられてからはしなくなったとおしゃっていました。あとクロスのように10年ぐらいで貼り替えなどのメンテナンスがいらないのが良いとも言っていました。
日本の気候風土に合った先人の方たちが考えた日本の伝統建築。工期はたしかに現代工法に比べ長くかかりますが、お住まいになられる方にやすらぎやメリットがたくさんある住宅になるんだなぁとあらためて感じることができました。小林建工様ありがとうございました。
>>こちらの現場でご使用いただいた漆喰壁 古代漆喰上塗用はこちら・・・

 

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