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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2018/05/23(水曜日)深草砂利を使った伝統の土間たたき!

福井県丹生郡越前町に越前陶芸村があります。
越前焼の普及や地域開発の拠点として広大な土地に様々な施設があり、周辺には工房やギャラリーで越前焼を創作しています。
その陶芸村の施設の一つ「越前古窯博物館」に漆喰と深草たたきが採用され施工されたので、出張時に訪問させて頂きました。

古窯博物館は4棟の建物からなり、国の登録有形文化財に認定された「旧水野家住宅」を中心に資料館や茶室等があります。

木造と漆喰と越前瓦のコラボはかっこいいですね~


向かって左側には「天心堂」と呼ばれる茶室があり、お茶会やイベントが行われています。
奥には本格的な草庵茶室「天心
庵」もあります。こちらは入れませんでした(笑)


そういった建物の周囲の犬走りを深草たたきで仕上げています。表面仕上げも万全で削れる事もなくいいアクセントになっていました。
まさに日本建築といえる造りで圧巻でした。

深草たたきの素材「深草砂利」はこちら・・・
配合等の勉強会レポートはこちら・・・

越前陶芸村は他にも沢山の施設があり、陶芸体験やショップ等盛りだくさんです。宿泊施設もありますよ~
5/26(土)~5/28(月)まで10万人の人が訪れるという越前陶芸まつりが開催されるみたいです。

越前陶芸まつりのご案内はこちら・・・
興味のある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか?

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2021/11/01(月曜日)土壁販売|土壁補修で一番大事な事とは?


下地づくりが一番重要!なぜなら補修工事ではその上に塗り重ねるから


 

弊社にはよく土壁や漆喰壁の補修についてお問い合わせを頂きます。
新築の場合とは違い、補修する物件はそれぞれ状況により補修内容が変わり、判断が難しいです。

例えば・・・表面がしっかりしているからといって、クラックから水が侵入し浮いているような壁に塗り重ねても、一時的に表面は綺麗になるでしょうが、長くは持ちません。

結果的に短いスパンでの補修が必要になり、結果メンテナンス費用も余分に必要になります。
ですので補修の場合は下地をきっちり作ることが一番重要です。

写真のような物件も多く、中々マニュアル化は難しいのですが一般的な土蔵の改修マニュアルを作成していますので、参考にしていただきたいと思います。
«土壁補修マニュアルはこちら・・・

蔵の下地にはほぼ土壁が塗られていると思います。最終仕上げを漆喰にするにしろ、土壁のままにしろ、下地である荒壁や中塗り土の土壁を強化する必要が出てきます。そんな場合には浸透性土壁強化剤の「土強」をおすすめします。

塗布して乾燥させることで土壁内部で溶けださない無機物質を形成し、この無機物質が土と土とを接着させ強固な土壁に生まれ変わります。

この工程があるだけで大きく壁の耐久度が変わり、それに伴い建物の耐久性につながります。

«土壁強化剤「土強」はこちら・・・

 

まず古い土壁の補修では下地になる古い土壁の弱く、もろい部分、浮いている部分の確実な撤去。それから「土強」を塗布し強度を高める事が最重要になることを忘れないでくださいね。

 

土壁補修の事ならお問い合わせください!

2018/02/21(水曜日)三和土(たたき)現場に立ち会いました。

弊社の売れ筋商品でもある「重吉たたき」を施工するというので現場に立ち会いました。
なぜ重吉たたきを選んだのですか?とお聞きしたところ・・
「40㎡弱あるけど、工期があまり取れないので、人が乗れるまでが早くて次の作業への支障があまりないから」
「4センチの施工でいいから乾燥も早いし」
「ツルっとした仕上げにしないといけないんだけどツルっとしてもわらすさが入ってるから意匠的にもいい」
等々のお声を頂きました。


さて施工です。
通常はバッサ状態にしますが、ツルっとした表情にする為、事前に試験して既定の水量よりも倍程度水量を多くして施工します。


均した状態です。
このまま軽く叩いて不陸を調整していきます。職人さんは写真右に見えるような木製の木槌を作っていましたが、やわらかめの材料だと木側に材料がくっついてボコボコしてしまいます。
そこで弊社が持参してた鉄製のたたき鏝を試してもらったところ、「これいいねえ、力が要らないしやっぱりこれぐらいの厚みがいるよねぇ」「アマもすぐ浮いてくるしやりやすい」とおっしゃってました。
«たたき専用たたき鏝はこちら・・・


やわらかめの材料でいくと最初からある程度材料が密になっているため、バサバサ時よりも叩く労力が違います。
こういった床下も塗りつけるような感覚で施工が進んでいきます。


お昼前等に塗りつぎが発生する場合は斜めに切っておいておき、続きに施工して表面を馴染ませていきます。
まっすぐ切ってしまうとクラックが入りやすいんですねぇ。


いい感じに仕上がりました。
古代漆喰で修復した竈ともマッチしていい感じ!
今回は仕上げの意匠上、拭き取りは無しですが、拭き取る場合は数時間後、スポンジ等で拭き取れば完成です。翌日に拭き取りしたい場合はシート養生などであまり早く乾燥しないようにすると可能です。
たたきは中々施工が手間で工期や金額等使用しにくい事もあるかも分かりませんが、重吉たたきは本物の無我しながらの材料でありながら工夫し色々な施工方法に対応出来ますので、是非皆様ご相談下さいね!
又、この物件の完成写真は乾燥硬化後にお邪魔して皆様に見て頂きたいと思います。
«重吉たたきはこちらから・・・

 

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