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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2018/07/05(木曜日)なぜ年月が経った漆喰壁がきれいのか?【塗り替え予定現場の視察より】

代理店様からの一緒に城かべ漆喰塗り替え予定の現場へお伺いしました。
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>>画像の物件に使用された城かべ漆喰はこちら・・・
こちらの住宅は約25~30年ほど前に城かべ漆喰を施工していただいた物件です。みなさんどうですか?30年経過しているのにそんなに汚れも無く、綺麗だとは思いませんか?住宅の構造を見ても雨があたりにくい程、軒の出があるわけでもありません。この秘密は漆喰施工時の鏝押さえにあります。漆喰は塗り付けて表面に水分が無くなったら鏝圧をかけて押さえ込み、押さえる事でまた漆喰表面に水分が出てきますが、その水分が表面から無くなったら再び鏝圧をかけて押さえ込み、という作業を繰り返します。この作業を繰り返すことで漆喰壁表面が密になり、表面は硬く、水を吸わない強い漆喰壁に仕上がります。もちろん押さえ込まれた城かべ漆喰は防水効果を上げるために専用の油を混ぜた、油入り漆喰です。
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>>城かべ漆喰に混ぜる城かべ油はこちら・・・
漆喰壁の仕上げ方による吸水の違いは下の動画でご確認ください↓
https://youtu.be/MuUY36_us9A
こちらの現場を施工した職人さんは手間暇をかけて漆喰壁を押さえ込んだのでしょう、だからそんなに汚れも無く、30年経過を考えると本当に綺麗でした。あたり前ですが、汚れが少ない方が塗り替え前の清掃作業の手間も減りますし、下地からの灰汁(あく)や汚れが塗り替え面に浮き出てくる可能性も少なくなります。
「メーカー側はそういうけど、実際の現場ではそんなに手間をかけて漆喰を押さえこめないよ」と思った方、ご安心ください!もし押さえ込む手間がかけれない場合は漆喰壁専用の撥水剤があります。
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>>城かべ撥水剤はこちら・・・
城かべ撥水剤の撥水力は下の動画でご確認ください↓
https://youtu.be/T0SWbDNSst4
城かべ漆喰乾燥後、刷毛で塗布していただくだけで、城かべ漆喰を汚れやカビから守ってくれます。
外部の漆喰施工は耐久性を高め、長くきれいなままが保てるように、城かべ油を入れ、防水効果を上げた城かべをしっかり押さえ込んで施工するか、押さえ込む手間暇が無い場合は城かべ撥水剤をご利用ください。特に雨に直接打たれる壁の場合は効果はてきめんに表れます。

2018/06/30(土曜日)オリジナル漆喰施工の見学!カッコよくとのリクエスト・・・

左官屋さん発信で、地元の素材を使ったオリジナルの漆喰施工を見せて頂きました。
写真を撮らして頂いていると、「かっこよくね!」というリクエスト・・・

白黒白黒写真にすることでちょっとかっこよくなりました。

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もちろん、製造のお手伝いはさせて頂いておりますが、配合は左官屋さんオリジナル!
「漆喰壁」ですが、地元の土や海藻糊をブレンドした大変塗りやすい壁だそうです。

仕上は、ほぼフラットのですが、クロスではなく左官の手作業である証に少しパターンを付けていく感じの仕上げだそうです。

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左官材料の魅力は、継ぎ目無く三次局面に施工でき、無限のテクスチャーにでき、何より左官職人の使いやすい仕様に変えられるオリジナル性です。

ちょっと道具箱も撮ってみた・・・・

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「夏場と冬場は糊量を変えてます。」
と語る、左官職人さん、なるほど・・・こだわっています。
見えない、このこだわりが、本当の塗り壁の魅力

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100%自然素材の安全で安心な「漆喰壁」
まだまだブームでは終わらない魅力があります。

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狭い場所も、高い場所も・・・職人技です。
写真カッコイイでしょ!

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石膏ボードにも塗れる本漆喰

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≫石膏ボードに漆喰を塗るには・・・この下地材をお使い下さい!

≫ビニールクロスのリフォームにも、ボードベースで漆喰Reフォーム!

≫塗り替えリフォームの下地のアクに困ったら・・・「近畿壁材のあく止めシーラー

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2018/06/17(日曜日)岐阜県高山での現場見学

岐阜県高山でお客様に「駅前の観光案内所が左官工法で仕上られている」と聞き見せて頂きました。
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高山駅もリニューアルして大変素晴らしい建物になっていました。
その左官工法で仕上られている観光案内所は、本当に駅前の一等地にあります。

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ガラス張りの壁以外の部分が、高山地元の土を使った「土漆喰」で塗られているそうです。
高山の赤土と漆喰が融合し、軟らかいベージュ色の壁が目を引きます。

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高山は、皆様もご存知の通り、歴史ある昔ながらの伝統建築が多く、今尚新築や改修工事でも土壁や漆喰壁が多く使われている素晴らしい町です。その玄関でもある高山駅に左官塗り壁工法そして、土と漆喰が混ざった土漆喰が塗られているのは素晴らしいです。

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外壁以外にも内部にも同じ材料が使われ、左官工法の特徴でもある局面を生かしたデザインになっています。

観光案内書職員の方に許可を頂き内部も撮影させて頂きました。

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もちろん、この壁は、弊社製品ではなく、左官職人の皆さんのオリジナルです。

そこで、高山の左官屋さんには弊社製品もよく使って頂いているので、最近使った現場は無いか?とお客様にお伺いしましたら、高山の重要文化財でもある「高山屋台」の収納小屋の一つを最近城かべで塗り替えたそうなので見せて頂きました。

≫愛されて半世紀、漆喰の最高峰城かべはこちら・・・

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もともとの改修工事なので、使用部分は一部ですが、側面の大壁1枚が継ぎ目無しにフラットに塗られているのは、やはり城かべ漆喰の特長でしょうね。

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城かべ漆喰は、土蔵や土塀など目地無しに大壁を塗ることが出来、このような現場には本当に欠かせない材料です。

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