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2024/08/29(木曜日)ライトアップしインテリア家具が主役になる空間づくり

ライトアップと家具のイメージに合う壁で空間を彩る

 

依頼をいただいたのは、オーダーインテリア家具を扱う店舗オーナー様。

店舗リフォームを検討しており、家具がより引き立ち、主役になる空間にしようとの想いから、スポットライトを取り入れることは決めておられました。

しかし、それだけでは理想としている空間づくりには弱いので、スポットライトとの相性がよく、オーダー家具のイメージとマッチする壁にしたいとのお考えをお持ちでした。

 

 

オーナー様の家具は非常にシンプルでシックなものが多く、しかもオーダーなのでワンランク上の高級感あります。その家具のイメージとライトアップ空間に合う壁なのでカラーは「黒」を採用することは事前の打ち合わせで確定しました。

 

濃い色は色ムラに細心の注意を払う

 

打ち合わせ内容を元に開発、研究を始めましたが、難しかったのが色試験です。「黒」だから簡単じゃないの?と思う方も居るかもしれませんが、「黒」にするのは簡単にですが、問題は色ムラです。

塗り壁材料は乾燥スピードの違いで色が薄くなったり、濃くなる色ムラが発生します。乾燥スピード違いは大きな面積を施工すれば必ず起こり得ることで、理由は例えば窓際や通路など風よく通る場所と通らない場所など、施工環境上、乾燥スピードが変化してしまう条件が実際の施工現場ではあります。

しかも、色ムラは濃いカラーの時の方が当然目立ちます。この度はグレーでは無く「黒」のため、かなり濃いカラーで、色ムラがでないように調合するのが大変でした。

 

もうひとつは表面強度。インテリア家具がもし当たる事があっても削れない程度の強度は必要になります。しかし、強度ある素材を使用しれば色ムラのリスクも高くなるため、色ムラのリスクと表面強度のバランスを取りながら、試験を繰り返し行いました。

 

そのような難題をクリアし、お客様にサンプル提出したデザイン壁が下記になります。

 

 

ご希望の「黒」で、ライトアップすることで陰影ができ相性が良い、大きな凹凸がデザインにしました。

サンプルをご確認いただき、オーナー様は感動してくださり、採用が確定しました。

当社では淡路島の「土」を素材にした壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな材料、仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

■オーダーメイド塗り壁について 詳しくはこちら・・・

 

2024/08/26(月曜日)海外リゾートをイメージさせる壁

国内リゾート地で異国情緒を感じる別荘

 

カスタムメイドの依頼いただいたのは店舗デザイナー様。デザイナー様はホテルや貸別荘など、宿泊施設もよく手掛けています。

実はこのデザイナー様からの依頼は2度目で、半年ほど前に完成した隠れ家的な貸別荘現場で壁と床、空間を彩る材料をオーダーで依頼いただきました。

その現場はオーナー様のご意向で残念ながら完成写真をご紹介できませんが、その現場でのコンセプト実現のクオリティの高さに感動してくださり、再度依頼をいただきました。

この度のコンセプトは「海外リゾートを感じる別荘」です。海外をイメージしていただくことで、訪れた方が非日常を感じ、リラックスしてくつろいでいただきたい想いが込められております。

 

 

そんなコンセプトからデザイナー様がイメージした空間が、土の素材感が主張しすぎない、心地よい程度にある、うすく淡いグレー色で囲まれた空間。内部だけでなく、外部も同じ材料を採用し、統一感を出したいとのご要望です。

このようなご要望を元に研究・開発が始まりました。

この度のカスタムメイド開発をするで重要になってくるのは、まずは素材の選定。内部、外部どちらに使用しても問題無い耐久性が求められるため、試験しながら繰り返し調合を行い、素材を確定させます。

 

 

次に重要になってくるのは「土の素材感」。しかも、主張しすぎないというところがポイントなので、イメージどおりのデザインになる施工方法(塗り方)を幾度も試験を繰り返し、イメージしているデザインに仕上がり、且つ実際の施工現場でも実現性可能な方法を見つけていきます。

 

 

そのような開発の結果ご提案させていただいたデザイン壁が下記になります。

 

 

このサンプルを元に施主様と打合せを行っていただいた結果、もう少しだけ素材感を抑えてくれればOKとのお返事をいただき、採用が確定しました。
素材感を抑えるには施工方法(塗り方)で調整できるデザイン壁のため、実現可能です。

当社では淡路島の「土」を素材にした壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな材料、仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

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2024/08/23(金曜日)洞窟の中を表現した空間

自然美空間を淡路島の「土」で表現

 

オーダー壁の依頼いただいたのはリフォームを検討中の海外雑貨を扱う店舗オーナー様。

オーナー様はもともと当社ショールーム「SHIDO」にご興味をお持ちで、その理由は土で作られた空間を体感してみたい想いがあったからです。
実際にショールームに来ていただき、土の空間を体感したオーナー様は感動してくださり、依頼をいただきました。

 

■近畿壁材ショールームは詳しくはこちら・・・

 

「土の空間」にオーナー様が興味があったのは、店舗をリフォームするにあたり、洞窟の中のような自然美を感じる空間にしたいという考えがあったからです。

 

 

ですので、この度の依頼内容は洞窟の中を表現できる壁材、床材です。

 

研究・開発は重量と定着との両立が難題

 

この壁を研究・開発する上で難しかったのは壁への定着力です。施工する下地は石膏ボードで、コンセプトは「洞窟の中のような空間」なので天井にも施工することになります。洞窟の中を表現するには岩のゴツゴツした感じを壁で表現する必要があり、ゴツゴツ感を出すには塗り壁材を厚く塗らないと表現できません。

しかし、厚くすればするほど材料がどんどん重くなり、壁に定着する力も必要になります。この度施工予定の店舗は壁だけでなく、天井にも施工するため尚更必要になります。

コンセプトの実現には壁材を厚くする必要があり、天井にも施工する。しかし、厚くすれば壁材の重量は重くなり定着力が弱くなる。この相反する部分を両立させるのはかなり大変でした。

 

 

岩のゴツゴツ感を表現するには削り落とす施工方法を採用することになりしたが、削った時、全体が削れてしまうとゴツゴツにならないため、削れが深いところと浅いところができるように材料調整するのも難しかったです。

このような難題をクリアし、お客様にサンプルを提出し、採用が決定したデザイン壁が下記になります。

 

 

施工後の完成店舗が下記です。

 

 

 

 

当社では淡路島の「土」を素材にした壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな材料、仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

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