近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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「土壁お探しですか?」の記事一覧

2021/09/10(金曜日)土壁の色は無限|新しい色も混ぜて使えば作れます。

日本全国様々な色がある「土」それを合わせて土壁を作っています。


土壁の色にこだわりたいお客様、混ぜて割合を変えるだけで無限の色を作ることが出来ます。

 

土壁は、私たちの暮らしに最も親和性のある素材です。
色も全国各地採取する場所により様々な色が採れ、鉄分が多いと赤や黄色、少ないと白やベージュなど比較的薄い色になります。

近畿壁材の土壁もそんな自然な土の色にこだわりラインナップしております。

① 塗ってくれいの土色とは・・・

近畿壁材の土壁、塗ってくれいは色が5色展開、まだまだ色数を増やしたいところですが、現状は難しい・・・

「11番と12番の間ぐらいの色が欲しい!」とか、「14番の色をもう少し薄くしたい」

そんな時のご提案が、混ぜて使ってお好みの色を出す方法です!

 

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塗ってくれいについてもっと詳しくお知りになりたい方は

 

NO.11.淡路文字入jpg NO.12木節文字入 NO.13淡紅文字入 NO.14黄土文字入 NO.15本錆文字入

 

② お客様のご要望で、土壁を調色しました!

今回お客様の要望で配合したのが5色。

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NO,11とNO,12を1:1などの要領で配合

単純な配合なので、皆様も是非チャレンジして下さい。

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塗ってクレイは比較的厚塗りも可能なので、荒々しい土壁パターンも可能です。

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フラットな聚楽仕上げだけでなく、大胆なパターンデザインも可能な「塗ってくれい!」

2022/09/10(土曜日)今では希少になった「泥コン屋さん」


泥コン屋さん(練土屋さん)はなくてはならない


 

出張先で泥コン「混錬中」に遭遇し見学させて頂きました。当社の地元淡路島にもあるので見慣れていますが、ミキサーが回っているのを見るのは本当に楽しい!

最近は土屋廃業などで良い粘土が手に入らず各地の泥コン屋さんも廃業が多くなっていますが、伝統建築保存・改修の為にはなくてはならない建材です。

来ていた職人さんも「昔は現場で作って、寝かしていましたが広大な土地が必要やからね、泥コン屋さんは必要。」との事。
ここも最近ではお客様のオーダーで左官屋さんや屋根屋さんの硬さや藁の量など注文に応じているそうです。

「毎日売れるわけではないが、なくては困る。難しくなってきた。」と社長さん。日本の伝統建築の為にもいつまでも頑張って頂きたいです。

荒かべ 土壁 泥こん荒壁 城かべ 漆喰

 

もしお近くに泥コン屋さん(練土屋さん)が無い場合は、当社では袋詰め製品をを販売しております。

お困りの方はどうぞご利用ください。

 

土壁のことならなんでもご相談ください!

2021/08/21(土曜日)外部・外装の土壁に使う材料の違い|土壁販売

 


土壁補修に使う材料と新しく塗った土壁に使う材料は違います


 

土壁強化剤「土強」がバージョンアップして、みなさまにご愛好いただいております。

バージョンアップの内容は、以前が浸透して内部を強化するだけでしたが、表面も内も両方強化する強化剤になりました。

ニュースレターやブログでご紹介させて頂いているのもあり、多くの方から資料請求やサンプル請求を頂いております。

 

 

 

ここでおさらいですが・・・

従来の土強は、厚みのある土壁の内部まで侵入し、土(粘土)同士の結びつきを強固にし、新しい土壁を塗るよりもより強度のある土壁になります。ですので、補修などの古い土壁で強度の無い土壁を復活させる為に使用されていますが、新しく塗った土壁をより強固にするのにも効果があります。

しかし、土壁の表面を固める場合には、樹脂の粒子の粗いエマルション系の樹脂を別途、表面に塗布する必要があります。

バージョンアップした「土強」は、その両方を両立した製品になります。内部への浸透力は維持したまま、20%程度は表面にも樹脂分を残し、内部も表面も一発で固めてしまうように改良しています。

その分補修の工期も短縮する事が出来るようになりました。

バージョンアップしてから、お客様からいただく質問ですが・・・

外部や脱衣所等の水がかかる箇所で、New土強で強化すれば土壁の施工できすか?

 

結論はダメです!

「土強」はあくまで土壁をガチガチに強固にするのであって、防水や撥水をしたりする訳ではありません。

・なにも処理していない土壁→水がかかると流れ出してしまいます。
・土強を塗布した土壁→土壁自身が強固に繋がっているうちは維持しますが、水の侵入によって繫がりが破壊されていくと流れ出します。おおよそ通常の条件下で1~2年ぐらいでしょうか?

水、雨がかかるところには、かかる水分のほぼ全てをシャットアウトするような機能が必要になります。

このような場合は専用品、土壁撥水剤「土守(つちもり)」で保護して下さい。撥水剤の効力期間5~10年(条件で大きく変わります)は維持できると思います。

 

用途により使い分けをしてくださいね。

外壁土壁に関する関連ブログはこちら・・・

 

外壁土壁のご提案!

外壁に使う土壁のカラーについて

土壁の空間デザイン意匠について

雨に強い土壁には?撥水剤について

土壁のメンテナンスについて

外壁土壁の施工方法はこちら・・・


 

製品に関するお問合せは下記よりお願いします。

 

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