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「土壁の素材 」の記事一覧

2022/08/01(月曜日)荒壁土は特殊な練り方?!

土と藁すさを足で混ぜる!フミフミ!


 

古民家や伝統建築に使われる「小舞荒壁下地」。

小舞下地に塗る土壁は「荒壁土」になりますが、そんな荒壁の材料の練り方をご紹介!

 

荒壁土の練り方

 

荒壁の材料の土と藁すさをホームセンターなどでも販売している「練り船」を使って練ります。

荒壁土は、足で材料を踏んで練りしょう。

練る際は、裸足で練るのがおすすめ!

長靴だと脱げそうになり、練りにくいので裸足もしくは、田んぼ用の長靴でもOK。

施工前のポイント!

 

荒壁土を練った直後でも材料を塗ることは可能です。

ですが、練ってすぐ塗り付けをすると材料の藁すさがピンピン跳ねて、塗るのがかなり難しい。

なので長期間、材料を寝かせて置くのがポイント。

これを「腐り土」といいます。

長ければ半年ほど寝かせる場合もあり、色がだんだん変わります。

荒壁の施工の際は、これらの方法をぜひ、お試しください!

実際に荒壁土の練ってみた動画もアップしております。

2021/09/30(木曜日)中塗り土には、どんな土を使う?


中塗り土には、粘性の高い【淡路中塗り土】

 

「中塗り土」は、土だけではありません!

実は、中塗り土は土・砂・藁すさを配合した土壁を言います。

中塗り土の配合の目安としては、土(淡路中塗り土)・砂・藁すさをバケツを1杯ずつの容量比で1:1:1の割合です。

粘り気が多いと感じた場合は、砂を入れてお好みの粘度に調整しましょう!

昔から中塗り土は、荒壁下地に中塗り用として多く使用されてきました。

ですが、最近では中塗り土を仕上げとする「中塗り仕舞い」にもよく使われるようになりました。

淡路中塗り土とは?

【淡路中塗り土】は、淡路瓦としても知られている淡路土です。

特徴としては、やはり高い粘性で水持ちがよく、淡路島の良質な粘土が使用されています。

淡路中塗り土が配合された土壁【中土】

中土は、土・砂・すさが配合済み、水で練るだけですぐ使える中塗り土です。

ぜひ中塗り土の施工をお考えの方は、調合済みの【中土】をご利用ください!

 

土壁のことならお問い合わせください!

2022/06/08(水曜日)荒壁に必要な小舞竹|小舞竹商品が揃っています|。土壁販売

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小舞荒壁をする方に、小舞竹あります。


 

小舞竹は、小舞荒壁下地や荒壁などと呼ばれる土壁下地の骨組みです。

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壁の柱と柱の間に井の字型にあ編み、その上に土を塗るための竹です。
通常の竹を割って使いますが、弊社ではすでに割った竹を50本1束でご用意しております。

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こんな感じですね。

長さは通常3m・・・当然竹なのでのこぎりで簡単に切断できます。

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またこの小舞竹を編む時に芯材として柱に通すのが間渡し竹ともいう丸い女竹です。
小舞の掻き方は地方や職人さんによって違うので、使わない方もおられますが、弊社の地元淡路島では結構みなさん使われています。

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ご希望のお客様にはご用意致します。
この商品は100本/束です。

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ほとんどの下地が石膏ボードになっていますが、このような小舞荒壁も残して行きたい日本の伝統文化ですね。

小舞竹販売しております。お見積りしますので、下記よりお問合せ下さい。

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