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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2020/05/03(日曜日)漆喰メンテナンス:漆喰に線香のアク付きます。ご注意ください!

社寺建築を行う工務店様、土壁から石膏ボードに代わって、問い合わせが増えている事例です。


以外に多い問い合わせが、施工後数か月後の漆喰面に表れる黄色いモヤモヤしたシミ・・・

特に3月頃からの問い合わせが多く、ほとんどがお寺の新築に多い。昔はお寺の新築と言えば木舞荒壁がほとんどでその場合は、確かに施工後すぐ土中塗りに追い掛けし、土のアクの様な物が表面に出る現象がありましたが、今は多いのがラスボードや石膏平ボード下地、しかも施工後すぐではなく数か月後~1年以上後などもあります。

そう考えると・・・・そうなんです。すべてではありませんが、実は「線香」が原因の場合が多くあります。

お寺と言えばお線香、もちろん毎日欠かすことはできません。その線香の煙が壁に付着する場合があります。もちろんすべてこのようになるわけではありません、シミ、アクが出ていないお寺ももちろん多くあります、ただ様々な条件が重なるとこのような現象になります。

1つには漆喰面の結露及び湿気、お寺によっては冬場ストーブとヤカン、または最近普及している加湿器を使用します。

2つめには城かべ漆喰には調湿機能があり空気中の湿気を吸う機能があります。ただ、ある程度以上の湿気になれば吸えなくなり、結露も起こします。

3つめにはサッシの性能が向上し石膏ボード下地に変わった事からの気密性の向上もあります。このような条件が揃いますと漆喰表面にも結露をが発生し、そこに線香の煙が付着し溶けます。(※線香やたばこの煙は水に溶けやすいそうです。)これが冬の間繰り返され、春ごろに気づく事が多いようです。確かに数現場お伺いしましたがどこも高いところや湿気の溜まりやすい場所にその現象が現れています。
ではどうすれば?いいの?

やっぱり換気なんでしょうね、それと漆喰面が濡れるほどの過度の加湿には注意が必要でしょうね。
線香や護摩を焚かないわけにはいきませんし、当社の周辺(淡路島)は線香の産地全国70%の産地で「線香を止めて下さい」なんて言ったら大変なことになります。

汚れた漆喰に関するご相談は・・・

漆喰のアク 漆喰のシミ 漆喰の汚れ

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

2020/05/02(土曜日)漆喰の現場|社寺建築には欠かせない漆喰塗り~島かべしっくいで伝統を守る!

社寺建築で漆喰選びにお困りのお客様ご相談下さい。

伝統建築に使える島かべしっくい!


塗り壁100年、漆喰50年の近畿壁材が、塗り壁の問題を解決!

いつも弊社漆喰(しっくい)をご愛好いただいております左官様より

「漆喰塗るから見に来てくれ!」

とご連絡いただき現場へ。

塗替えの現場で古い漆喰は汚れと痛みがひどく、全部落として中塗土下地から上の改修となっておりました。


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中塗土をしっかり強化液でかためて、厚みの付けれる砂漆喰で不陸調整。

仕上げは島かべに、最近は気温が高くなって水引きがはやいので現場で炊き糊を追加で配合しました。
左官様いわく「これを加えるとあわてずに作業ができ、しっかり漆喰を押さえ込め」とおっしゃっておりました。


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その時の気候や条件に合わせて材料を微妙に変える。
漆喰は生き物と言われる所以ですね!

漆喰の事ならお気軽にお声がけ下さい。

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

 

2020/05/02(土曜日)岡山県 お寺の内装に漆喰!

施工中の現場にお邪魔させていただきました。
お寺の現場なので漆喰(しっくい)も最高の物を!という左官様のお考えで島かべ練り漆喰に!
やっぱり伝統建築によく合います。

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