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「Q&Aコーナー!」の記事一覧

2022/07/30(土曜日)なぜ漆喰(しっくい)にカビが発生するの?

漆喰のカビは水分が原因です!


 

 

今回はお客様からご質問を受けた、漆喰のカビの原因は何なのか調べてみました。

漆喰は、強アルカリ性で抗菌・殺菌作用が高く、カビは発生しにくい塗り壁材です。

ですが、湿気がこもり、水分がなかなか抜けない過酷な環境ではカビが発生し、繁殖します。

そこで漆喰の抗菌作用をさらに高め、カビの原因水分を寄せ付けない対策を取り込んだハイブリッド漆喰【リライム】があります。

≫ハイブリッド漆喰くわしくはこちら・・・

 

また、すでにカビが繁殖した漆喰の塗り替えをする場合は殺菌が必要です。殺菌していないと塗り替えても、再びカビがすぐ発生してしまうためです。

そこで壁面に塗布するだけで殺菌する下地処理材【島かべ殺カビ剤】があります。

 

このように漆喰のカビの対策、処理は様々な方法があり、その場面に応じた適切な処理が必要な事がわかりました。

 

>>島かべ殺カビ剤のご購入はこちらから

 

漆喰のお困りごとはご相談ください!

2020/06/25(木曜日)土間たたき工法に関してのお客様のご質問!

近畿壁材さんの土間たたきについての質問です?

Q:近畿さんの重吉たたきと真砂コン土間仕上げは何が違うの?

A:お問合せ有難うございます。「土」を主材とする土間材であることは間違いありません。
しかし、そもそものコンセプトや使用材料などは全く別なので、特長を使い分けてご使用下さい。

真砂コン土間たたき

 

≫真砂コン土間仕上げについてはこちら・・・

真砂コン土間仕上げは、淡路島の真砂土を少量のセメントで固める硬化液です。
そもそも土はセメントでは長期的には安定して固まりません。そんなデメリットを補う為に作られた真砂コン液、土とセメントを混ぜ真砂コン液と水で練りモルタル状に流し込み表面をスポンジ拭きするだけでたたき風の土間になります。

施工の手軽さを考えると遊歩道や公園などの広い現場に向いています。

 

では重吉土間たたきは?

 

≫重吉土間たたきについてはこちら・・・

重吉土間たたきは、大きな違いではセメントを使用しません。
昔ながらの土間たたきの製法を忠実に継承し、「土」と「石灰」と「にがり」で固める材料です。
施工も真砂コンのようなモルタル状に流し込むのではなく、鏝や木槌やタコでたたいて固める工法です。

 

もし、真砂コンや土間たたき工法など、実際に講習会等ご希望であれば、いつでもお伺い致します。

≫施工講習会お気軽にお問合せ下さい。

 

2023/03/16(木曜日)黒漆喰 性能|色ムラになりにくい黒漆喰

黒漆喰は難しい そんな声から誕生したのが瑞黒!


 

漆喰はどうしても白華現象などで色ムラが出来ます。
着色しない通常の白漆喰は、多少ムラになっても、ほとんど分からないので問題にはなりませんが、色漆喰はムラになると一目瞭然で分かってしまいます。

特に濃い色を求められる紅漆喰や黒漆喰は鏝ムラや白華、水引きムラが全て表面に出てしまい、プロでも難しい工法になっています。

そんな中、弊社は「島かべ瑞黒」という色ムラになりにくい黒漆喰製品を提供させて頂いております。

施工方法は

白漆喰(島かべしっくい)をフラット仕上げる、その後完全乾燥させる

島かべドライストップ3倍液塗布、その後完全乾燥

瑞黒塗り付け

となっており、ノロがけの超うす塗り材料なので、下地をきっちりフラットに仕上げて、シーラーで水引きを一定にし、しごき塗りで島かべ瑞黒を塗りつける工法です。

お客様にご好評頂いている一方で「下地の白漆喰に追っかけ施工出来ないか?乾かしてると工期もかかるし・・・」等のお声を頂く事もあるので、実験してみました。

①まず1枚目の下地はカタログ表記通りの島かべしっくいが下地です。
追っかけのタイミングはある程度押さえて、手で触って材料が付かないぐらいで島かべ瑞黒を塗り付けました。

作業性もよく綺麗に仕上がり、乾いた後も色むらもなく上出来です。

②では下地が砂漆喰ではどうでしょう??
今回は島かべ砂漆喰を下地にしました。

水引き具合は程よく引いて塗り付けは問題ないですが、砂漆喰の分、厚みがつくので厚みを揃えるのが素人では難しく、仕上がった後に少し鏝ムラらしきものが見えています。
色は真っ黒には仕上がりました。

③瑞黒で押さえ仕上げをする為に②で作った砂漆喰にマーポローズを足して糊の濃い下地にしました。

水持ちが良すぎるせいか、仕上がりまでに時間が少しかかりました。
最後まで押さえきれなかったのか、乾燥させてみると少しムラが出来ていました。

【結論】
・島かべ砂漆喰から直接、追っかけで瑞黒施工はやめた方がいいと思います。下地の水引きを一定にすれば色漆喰は綺麗に仕上がるので、厚みを揃えやすい、上塗り用「島かべしっくい」を下地にして下さい。

・追っかけ施工も可能で乾いてからの粉ふき(ドライアウト)もなかったので、現場状況に応じて施工手順を決めて下さい。

・下地に糊を混入し水持ちを良くしすぎると、かえって押さえる回数が増え、鏝ムラや乾きムラの原因になります。色漆喰の下地はある程度の水引きがないとダメだと思います。

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