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2024/10/31(木曜日)間接照明とジャズを流し、落ち着いた店内でゆっくりくつろげる空間

ゆっくりおくつろぎいただく空間をコンセプトにしたカフェ

 

当社にお問わせいただいたのは、カフェのオーナー様。

オーナー様がカフェ経営をする上で大切にしているコンセプトが「お客様にゆっくりおくつろぎいただける空間」。

そのコンセプトの実現のため、店内では間接照明やジャズを流し、ゆっくり落ち着いた雰囲気づくりをしているそうです。

この度、新しい店舗を出店するにあたり、自店の空間コンセプトに合う素材、材料がないか、あらためてご自身で探していたそうです。

そこでオーナー様の目に留まったのが、下記のデザイン壁。

 

 

オーナー様が「これだ!」と感じたポイントが店内に設置する、間接照明との相性。

この壁なら間接照明を当てた時、陰影がはっきり出るので、今までの店舗にはない、よりおくろぎいただける空間をつくれると感じたそうです。

ただし、上記のカラーでは自店のイメージに合わないので、イメージ画像をお送りくださり、そのカラーで制作して欲しい、特注色のオーダーです。

 

色出し試験と厚塗りのため、重い左官材料の定着力の実現

 

イメージ画像のカラー色出し試験に入りましたが、大変なのは「厚塗り」という点。

左官材料は乾燥時の色が仕上り色なので、「厚塗り」材料はなかなか乾燥せず、色出し試験に時間を要します。

 

 

もうひとつ苦労したのは、厚塗りで重い左官材料を、表面が滑らかなPB(プラスターボード)に施工するので、充分な定着力が必要になります。

仕上りテクスチャを変えず、店舗内でも問題無い定着力を出す試験は何度も行いました。

以上のような研究・開発のすえ、提出させていただいサンプルが下記になります。

 

 

 

オーナー様は「イメージどおり」と喜んでくださり、採用が新店への採用が決まりました。

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

■オーダーメイド塗り壁について 詳しくこちら・・・

 

2024/10/29(火曜日)目には見えない癒しの空間づくり

癒しは体感するもの

 

工務店様より
事務所の展示ルームを改装するにあたりご依頼がありました。

「癒し」というものは目に見えるものでなく、「感覚的」なもので目には見えません。

 

ご依頼いただいた工務店様は、高温炭化した「竹炭」にも特化しています。

通電性の優れた竹炭は、空気中のマイナスイオンを増やす作用があり、「リラックス効果」も抜群です。

 

今回は竹炭を用い、更に漆喰と珪藻土の力を掛け合わせ「癒しの空間」へ導きます。

 

▼施工前の写真&サンプル作成後の写真▼

 

 

オーダー壁を作る際に難しかったところは・・・

見た目と性能のバランスです。竹炭パウダーを入れすぎると調湿効果はあるが、ご希望の色(グレーっぽい色)にならない。

また、仕上がりもブツブツになってしまします。

何度も打ち合わせをかさねて、ご希望の色が決定しました。

※当社のInstagramにも試験の様子を動画(竹炭を用いた通電試験など・・・)でUPしていますので、是非ご覧下さい。

 

▼完成写真▼

 

 

コンセプトである「癒しの空間」を
独自の「竹炭」を用いて作ったオーダーメイド塗り壁です。

「見た目」を含め、「癒しの空間」と感じることのできるように、何度も話し合いを積み重ねてできました。

このようなオーダーメイド塗り壁もご対応いたします。

 

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

■オーダーメイド塗り壁について 詳しくこちら・・・

 

2024/10/23(水曜日)美意識を持って人生を愉しむ「日本人の心」を伝える天ぷら屋

日本の食文化「天ぷら」を最高に美しく、そして旨く

 

この度オーダーの依頼をいただいたのは、店舗デザイナー様。新しく建築する、「高級天ぷら専門店」の案件でご相談いただきました。

お店のコンセプトは【美意識を持って人生を愉しむ「日本人の心」を伝える】です。

天ぷらという日本の食文化を通じ、美しさを感じながら、おいしい食事も愉しんでいただくことでお客様に満足していただくことを目的としています。

 

 

美しさは出来上がってきた、天ぷらの見た目だけではありません。素材によって変える衣の付け方、揚げ時間など天ぷら職人の技の美しさ、また、そんな職人技や出来上がってきた天ぷらが映え、食事を愉しめる空間づくりも大事な要素です。

そんな空間づくりの素材として、デザイナー様が思い描いたのが「土壁」の空間。日本の食文化が映える空間にはピッタリ合うと思いついたようです。

ただし、ただの「土壁」の空間では美しさは伝わらないので、オーダーでのご依頼となりました。

 

「土壁」の表面強度、吸い込みの問題

 

依頼いただき開発をはじめましたが、苦労した一つ目は強度の部分。通常の「土壁」は表面強度はそれほどなく、荷物が壁に擦れると、表面がポロポロ落ちることがあります。この度は店舗内部なので、そうならない強度が必要です。

強度を担保するため、ケミカル素材を混ぜるのですが、ケミカル素材を混ぜすぎると「土壁」の表情が変わり、自然の土っぽさが無くなってしまいます。

必要な強度と自然の土の感じを残す、配合のバランスが非常に大変でした。

 

 

もう一つ苦労したのは、表面から吸い込みをできる限り抑える対策です。

大きな換気口が設置されているとはいえ、跳ねた油が飛んだり、調理も行うので、水しぶきも考えられます。

それらを吸い込んでしまうと、シミとなって壁面に残ってしまう可能性があるため、100%は無理でも、吸い込みを抑える対策が必要なります。

この吸い込みを抑える対策も強度と同じで、ケミカル素材を使用するのですが、使用しても自然の土の表情が変化しないようにする調整が難しかったです。

 

これらの難題をクリアし、採用いただいた完成現場が下記になります。

 

  

 

カウンター向い側の壁はダウンライトとの相性が良いよう、上部は削る、たたくを利用し凹凸を作り、下部は凹凸との対比で滑らかなデザインに。

カウンター横の壁はインパクトある、割れ壁にしました。

この空間で食事だけでなく、日本の食文化、天ぷら完成後の美しさ、できるまでの職人技の美しさ、日本の伝統建築素材「土壁」による空間の美しさも愉しんでいただければと思います。

当社ではお客様の建築イメージ、コンセプトを実現する、壁材、床材のご提案をしております。

多彩な空間を彩る壁や床の質感、表情をゼロから開発し、形にします。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな仕上がりになれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

■オーダーメイド塗り壁について 詳しくこちら・・・

 

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