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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2020/07/12(日曜日)しっくいパターン(模様)仕上げの講習会

◆講習会でしっくいパターン!

日本左官業組合連合会、しっくい普及推進プロジェクトin島根県が2/9(日)に開催されました。

午前の部は座学で漆喰(しっくい)の歴史やPR方法についてなどでした。
例えばしっくいは調湿や抗菌作用などが主な特長ですがただ口で説明するだけではなく、それを数値化し、科学的な根拠を元に世間のみなさんに評価していただくことであったり、しっくいの現代工法を確立し、割れ(クラック)などのクレームをできる限り無くし、且つ施工単価の統一をはかるなどの取り組みです。
しっくい現代工法ということで内装壁の下地として、圧倒的シェアを持つ石膏ボード下地への施工で、仕上げ方法もお寺やお城のような真っすぐな仕上げではなく、しっくいに模様を付けて洋風、和風どちらの建築にも合う仕上げをする講習会でした。

しっくいは江戸時代より現代に残る歴史ある塗り壁です。歴史があるということはもちもん実績もあり、全国各地のお城、お寺、文化財などに使用され、現代まで何百年もの間建築物を守ってくれました。
このような歴史ある日本の塗り壁「漆喰」をもっと世間の方に知っていただければ、しっくいの良さが伝わればもっとご採用いただくチャンスは増えると思います。

電話でのお問合せ ☎0799-85-1147 スマートフォンをご利用の場合、こちらをタップすることで電話をかけることができます

2022/08/09(火曜日)年月が経ち、白くなった黒漆喰のリペアをお考えの方へ

実験!プロテクターBの性能


 

前回のブログで白く色ムラになった黒しっくいのリペアには「プロテクターB(ブラック)」が簡単で便利ですよというご紹介をさせていただきましたが、お客様の中には良いのはわかるけどリペア(修繕)力はどのぐらい?また、どの程度効果が持続するの?と疑問をお持ちの方もいると思います。
そんなお客様のために、当社工場内に試験してある写真を掲載させていただきます。

試験は軒が無い、雨が降ると必ず打たれる壁面に黒漆喰を施工し、「プロテクターB」を塗った部分と、塗っていない部分をつくり、写真は約4年経過したものです。

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写真の左側2個所の黒いままの部分が「プロテクターB(ブラック)」を塗った部分です。塗った当時と色は変わらず黒いままです。

写真右側と「プロテクターB」のまわりのグレーになっている部分が黒漆喰を塗り、乾燥後何もしていない部分です。

もちろん塗った当初は、このグレー(灰色)の部分も真っ黒でした。

写真のように4年経過すると、これだけ雨による二次白華で色が白くなります。

ただ試験用に、雨が降れば必ず当たる壁面に施工しているので、若干の誤差は実際の現場ではあると思います。

しかし、このように並べて比べて見ると「プロテクターB」の性能の高さがよくおわかりいただけると思います。

黒漆喰のリペアには、真っ黒に戻すだけではなく、その後色ムラにならない「プロテクターB」をご利用ください。

2022/08/05(金曜日)漆喰を10㎜塗らなくてはならない場合にお使い下さい

塗り重ねてじゃなく一度に10㎜!


 

土蔵や土塀、城郭など島かべしっくいを厚く塗らなくてはならない状況、場面は多くあります。
もちろん、木摺り漆喰などもこの状況にあてはまるのではないでしょうか。

そのために使うのが通常は「砂漆喰(中塗り用漆喰)」です。

≫島かべ砂漆喰(砂しっくい)について詳しくは・・・

 

ただ、漆喰に砂を入れる砂漆喰でも、実際塗れる厚みには限界があります。
固練りで塗りつけても最大でも5㎜ぐらいが限界ではないでしょうか。

いくら砂を入れても、ダレ割れや乾燥収縮による亀裂が発生してしまいます。
水が引くまで十分に押さえれば何とかなるかも知れませんが、手間がかかってしまいます。

 

例えば木摺り下地・・・・

1回目の塗り付けで10㎜ぐらいは必要です。
また土蔵などの補修でも、大きく欠損した下地への不陸調整にこれも10㎜以上の塗り付けが必要になります。

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このような状況では、通常の砂漆喰の塗り重ねは大変な作業になります。また、荒壁や中塗り土で行うこともありますが、これもまた乾燥などに時間がかかってしまいます。

こんな厚付けなど、ドカット塗りたいときに使えるのが「島かべドカッと」です。

「島かべドカッと」は、木摺り下地や土塀や土蔵の補修など、厚付けしたいがモルタルは使えない場合や、工期などにより乾燥時間や塗り重ねの手間が取れないときに役立つ砂漆喰です。

 

通常の砂漆喰ではダレてしまう厚塗りにも対応し、一度に10mmの塗り付けを可能にした軽量砂漆喰です。
また、通常の漆喰は、気硬性で厚付けによる乾燥に時間がかかりますが、このドカッとは、厚付けによる乾燥スピードも早めてあります。
※当然セメントほど早くは無いですが・・・・「島かべ砂漆喰」よりはだんぜん早く締まってきます。

木摺り下地などのドカ付けが必要な場合、下塗りには非常に便利なアイテムになります。

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≫島かべドカットを詳しく見たい方は・・・

 

軽量で厚付けが出来る島かべドカットは、土蔵や土塀の補修はもちろん、様々な場面でお使い頂けます。

また、漆喰は、厚く塗ることでの調湿性能や防火や防音、抗菌性能などにも優れております。
内装へのドカット施工で、結露の無い室内空間を作ることが出来ます。

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