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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2022/08/01(月曜日)カラー漆喰 性能|カラー漆喰は色ムラになるので難しい…とお困りの方へ

漆喰の着色は土派?それとも顔料派?


古い文化財の改修工事で、黄大津の改修があるとの事で、淡路黄土提案でお伺いしました。
本格的な大津壁には消石灰と黄土が欠かせませんが、非常に難しく今ではあまり大津壁を作る方も多くありません。

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淡路黄土
≫黄色い壁土をお探しのお客様は、淡路黄土は如何でしょうか?

大津壁は、顔料を使わず、壁土(色土)だけで色を付ける伝統工法で、土(粘土)が多く入るので、通常の漆喰のように海藻糊は使いません。

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写真のように漆喰のような真白ではなく、黄色い壁になっています。
このような伝統的な住宅にはやはり本物の黄大津は欠かせませんが、配合が難しいというお客様には、調合済みの「島かべカラー漆喰」もあります。


島かべカラー漆喰は着色(色付け)は顔料ですが、分散や着色方法に改良を加え、従来のカラー漆喰より色ムラになりにくいと評判です。

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伝統的な大津壁もいいですが、手軽にカラー漆喰に挑戦したいお客様は、是非「島かべからー漆喰」をお試し下さい。

 

 

2021/11/01(月曜日)土壁販売|歴史ある土塀の補修 補修方法と材料をご提案


現場視察の上 補修方法と材料選定をさせていただきました


 

以前ご紹介の土塀が完成したとのご報告をいただき、現場へお邪魔させていただきました。

この土塀の修復工程はまず風化して弱くなっている既存土壁部分を撤去後、【浸透性土壁強化剤「土強」】を噴霧し古い土壁を硬め、その後【配合中塗り土「中土(なかつ)」】に消石灰を5:1の割合で混ぜ二度塗りで仕上げていただきました。

「この配合は従来どおりの材料で直して欲しい」という施主様のご依頼から、現場視察時、残っている土塀を見させていただいて確定させました。

これまでの修復工事ではその都度、落ちた箇所を部分補修していたようで、表面が凸凹の状況でした。

この度補修はプロの業者様にお願いし、全面改修していただいたので、綺麗になりました。

お施主様も大変お喜びくださり、次回違う場所を施工する場合でも、この度施工していただいた元請け様、左官様に依頼したいと申しておりました。

左官様本当にお疲れ様でした。
左官様は大変だったと思いますがお施主様に満足していただき、左官様のうれしそうな笑顔が印象に残る現場でした。

土壁の補修の事ならお問わせください!

2023/04/21(金曜日)古い土壁がボロボロしてお困りの方!土壁を固める方法

 

古くなった土壁を固めるには【土強】!

 

古民家の内装等、古い土壁がボロボロしてお困りではないでしょうか?

弱くなった古い土壁は、表面がボロボロするので補修で塗り替えや現状の土壁を固めるといった方法はございます。

その場合、ボロボロ取れる土壁は取り除いて、残っている土壁を固める為に浸透性の土壁強化剤「土強~どきょう~」を塗布して強化して頂いています。

 

【土強】の性能を確かめる強度試験の結果!

こちらは外部で半年ほど置いていた見本です。

全面に中塗り土壁を塗り、半分だけ土強を塗布していましたが、台風の影響で塗布していない半分だけ土壁が無くなっています。

そんな中でも土強塗布の箇所はきちんと原型が残り、土壁の強度が高くなっているのが分かります。

しかし、「土強」はあくまでも土を固めるもので外部の土壁に塗布するのものではございません。

外部の土壁を保護したい場合は、土壁専用撥水剤をご使用ください。

 

【土強】はどんな場合に使用する?

土強は、あくまでも仕上げ材の表面を保護するものではなく、古くなった土壁を塗り替える際に下地の土壁の強度を高める材料になります。

ですが、現状の古い土壁がボロボロしなくなれば、見た目は気にしないお客さまは土強を塗布して仕上げる場合がございます。

土強を塗布した面は、乾燥後も表面が塗れ色になり表情が変わるのでご注意ください!

土壁の塗り替えや固めて塗り替えない場合も、「土強」で古い土壁を固めるのがオススメです。

 

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