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「社員の日々雑感!」の記事一覧

2017/07/12(水曜日)土蔵を修繕したいが補修方法でお困りの方へ・・②

7/5に紹介しました土蔵の修繕記事の続きです。
≪≪以前の記事はこちら・・・

下地作りが完成すると次は剥がれない漆喰の高さまでの不陸調整です。
モルタルですればいいのか、昔みたいに土で補修するのか、それよりも砂漆喰なのか・・・
メリットとデメリットを考えておすすめを書きたいと思います。

■不陸が3㎜ぐらいまで
・砂しっくい(城かべ中塗用)で不陸調整するのがいいと思います。
■不陸が3㎜以上の場合
・中塗土や荒壁土での不陸調整は下地の土との相性はいいですが、乾燥まで相当の日数がかかるのと材料が重いので、補修した土がよほど強固でなければいけません。
・モルタルでの不陸調整は中塗土での補修と違い乾燥が早いので工期の短縮は出来ますが、モルタル自体の強度が強いので、厚みによっては下地の土を補強しても引き起こし等のリスクが高まります。
・弊社のおすすめは漆喰ドカッと!です。軽量化された厚付け可能な漆喰で一度に10㎜つけてもダレがありません。通常の漆喰(気硬性・・空気中の二酸化炭素を吸い反応して固まる性質)と少し性質が違いセメントのような反応(水硬性・・水の中でも固まる性質)で乾燥硬化を促進しますので、工期も短くて済みます。又、非常に軽いので作業性もよく、壁にかかる負荷も最小限に抑えられ補修には最適だと思います。
≪≪漆喰ドカッと!の商品説明はこちら・・・


不陸調整が終われば、吸水調整の城かべシーラー3倍液を塗布し、漆喰ベースを塗り付け、乾燥後上塗り漆喰が施工可能です。
これで大きな不陸がある補修も出来ますので、皆様試してみて下さいませ。

2017/07/10(月曜日)アク止め効果も必要とのことで改良!

カビなどで汚れた漆喰面をリペアーするために作った「ベラムーロ」
研究室的には完成しているのですが、現在は営業部での製品評価中!
以前はカラーの試験を行いましたが、色ムラも無く良好に着色出来たのではないかと思います。

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≫過去のブログ「ベッラムーロ・・・着色試験」

と言うわけで・・・今回は「下地からのアク止め」について実験してみました。
通常、外壁の場合は「あく」というより汚れなので一般的には粒子も大きくシーラー材などを塗布することで止まります。

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≫城かべあく止めシーラーはこちら・・・

ただ、ベラムーロそのものにもアク止め効果が無ければなりません。
そこで、今回ベラムーロにはアク止め材を入れアク止め効果を高めました。

通常合板に直接塗ることはありませんが、合板のアクは塗り壁の大敵です。
合板のアクが止まるか試してみます。

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このように合板にシーラーなどの塗布は行わず、アク止め効果のあるベラムーロとアク止め効果の無いベラムーロを塗ってみます。

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左側にアク止め効果ありのベラムーロ、右側にアク止め効果無しのベラムーロです。もちろん、結果の違いは期待しますが、右側もアクが出なければアク止め材を混入する必要もありません!

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完成!これで1日乾燥させて結果を見たいと思います。
次に、以前合板にしょうゆを塗って下地材のアク止め効果を検証した下地があったので、アクが出た下地にベラムーロを塗ってみます。

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写真で確認できるでしょうか?右側のしょうゆを合板に塗った下地からアクが出ています。
左側は、合板だけなのでアクは止まっています。
この下地に上に2種類のベラムーロを塗ります。上にはアク止め材を増やしたもの、下にはアク止め材を減らしたもの、どちらもアク止め材は入っています。が今度は分量を変えています。

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結果・・・・・
このように2種類のアク止め試験の結果は次のようになりました。

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まず、合板に直接ベラムーロを塗った試験ですが、アク止め材の入っていない右側からは、見事に合板のアクと思われる木目模様が出ました。
しかし左側は、真っ白でアクは出ていません。
アク止め材の効果が出ているようです。

次に、

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アク止め材の分量を変え、実際下地材からアクが出たものに塗った結果ですが、見る限りではどの面もアクが出ているようには見えません。
アク止め材の分量にはさほど影響が無いようです。

漆喰のリペアー材でもあるベラムーロ!当然、汚れた下地に塗ることも多いのでアク止め効果は高めて行きたいと思います。
ただ、強いあくには必ず「城かべアク止めシーラー」を塗布して下さいね。

≫城かべあく止めシーラーはこちら・・・

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2017/07/03(月曜日)ベッラムーロ・・・着色試験!

城かべ漆喰のリペアー材としてまもなく登場のベッラムーロ!
城かべ漆喰のカビや汚れを隠蔽し、高い撥水力で壁内に侵入する水分をシャットアウトします。
「漆喰を外壁に塗ったけど汚れてきたなぁ~」
「軒が無いから直接雨が当たって、カビが生えてきたよ・・・・」
等でお悩みの皆様にベッラムーロは活躍します。

というわけですが、良い製品を発売するには、様々な試験を行い、特徴や製品の長所と短所を知っておかなくてはなりません。
今回は「着色試験」ということで、ベッラムーロに【壁カラーオリジナル色(定番色)】を入れて着色してみました。

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まずは、ベッラムーロですが、主材13kgと配合材1.5kgのセット品!これにあとは水を入れて練るだけです。
よくある樹脂系の鏝塗り材は、あまり厚塗りが出来ず、漆喰のように思ったようなパターンが出来ませんが、ベッラムーロは鏝塗り可能で、厚みも2mm~3mm程度なら問題なし。

そこで、今回使う壁カラーオリジナル色【定番色】は、全部で7色13kgのベッラムーロに100g(1袋)入れた場合と300g(3袋)入れた場合とで色出しを行ってみました。

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試験中気になったのは、どのような塗り壁でも同じですが、下地の吸水ですね、今回下地に硅カル板を使ったこともあり吸水が激しく、少し試験塗りを行っただけでブツがでました。
横着して「シーラー剤」を塗らなかったのが原因です。反省!

そこで急遽城かべシーラー3倍液を塗布。

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さすがのベッラムーロも下地の吸水には勝てません!

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≫城かべシーラーはこちら・・・

これで安心です。作業を続けます・・・

配合は、主剤130gに配合材15gと水を30gに、壁カラーオリジナル色【定番色】を1gと3gの2種類で塗ってみました。

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今回は、色むらや施工性について検証していますが、特に問題はなさそうです。

基本ベッラムーロは、漆喰のリペア材なので白色ですが、お客様の要望があれば、白い外にも着色は出来そうです。

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ベッラムーロは発売までまだまだ様々な試験を行っていきます。

また、壁カラーもオリジナル7色以外にも土色5色も販売中!ご興味のある方は、お問合せ下さい。

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並べてみるとなかなか良い感じですね~

≫壁カラーオリジナル色(土色)はこちら・・・

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