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「漆喰メンテナンス」の記事一覧

2022/07/30(土曜日)なぜ漆喰(しっくい)にカビが発生するの?

漆喰のカビは水分が原因です!


 

 

今回はお客様からご質問を受けた、漆喰のカビの原因は何なのか調べてみました。

漆喰は、強アルカリ性で抗菌・殺菌作用が高く、カビは発生しにくい塗り壁材です。

ですが、湿気がこもり、水分がなかなか抜けない過酷な環境ではカビが発生し、繁殖します。

そこで漆喰の抗菌作用をさらに高め、カビの原因水分を寄せ付けない対策を取り込んだハイブリッド漆喰【リライム】があります。

≫ハイブリッド漆喰くわしくはこちら・・・

 

また、すでにカビが繁殖した漆喰の塗り替えをする場合は殺菌が必要です。殺菌していないと塗り替えても、再びカビがすぐ発生してしまうためです。

そこで壁面に塗布するだけで殺菌する下地処理材【島かべ殺カビ剤】があります。

 

このように漆喰のカビの対策、処理は様々な方法があり、その場面に応じた適切な処理が必要な事がわかりました。

 

>>島かべ殺カビ剤のご購入はこちらから

 

漆喰のお困りごとはご相談ください!

2022/07/15(金曜日)木の灰汁【アク】が漆喰についた場合の対処方法は?


キッチンハイターを使って漆喰についたアクをとってみよう


 

以前の台風で日本海側の地域の雨風がひどく、漆喰の施工途中や施工後すぐの大雨で木材の灰汁(アク)が漆喰についてしまったとのお問い合わせが多くありました。
施工したばっかりで塗り替えも大変だしとの事で、弊社が説明させて頂いているのは・・・

①中性洗剤で洗う(泥はねの汚れなら洗剤で取れるかもわかりません・・がアクはほぼ無理です)
②キッチンハイターを使って漂白する(白漆喰に限ります)

等ですが、実際はどれほどの効力があるのかわかりにくい為、実験しました。

 

まずは通常の白色の漆喰を用意しました。灰汁が壁面に侵入して過酷な状況を作るため、油は混入しておりません。

 

灰汁成分を用意しました。

 

塗りつけて乾かします。ここまで濃い灰汁になることはないでしょうが実験ですのでこのまま続けます。

 

洗剤をつけてこすってもビクともしません。
ちょっとやりすぎたかも・・・

 

次にキッチンハイターを使用します。定着がいいように泡タイプにしました。

 


泡タイプなのでかかっているのがよくわかります。
そのまま放置して様子を見ます。

結果は・・・

100パーセント取れたわけではないですが、目立たないくらいに薄くなりました。
現場で染み出してくる灰汁ならばほぼ取れるような気がします。
サンドペーパーでこする等の方法もあるとは思いますが、削りとる方法は表面を荒らしてしまうため、削った後は「島かべ撥水剤」の処理が必要になります。

汚れや灰汁が気になる方は是非一度お試し下さい。

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